糖尿病と野菜

糖尿病の治療法の一つとして食事療法があるのは皆様よくご存じかと思われます。

糖尿病の食事療法のやり方を簡単にご説明すると、標準体重を維持するカロリーを1日3回に分けて摂取するというものです。

しかし、ただカロリーさえ標準体重を維持するだけに抑えればよいというわけではありません。

栄養のバランスや1食に摂取する量も考えなければなりません。

たとえば朝食を抜く・野菜や食物繊維の少ない献立ばかり食べるというのも問題があります。

しかし、現実には野菜嫌いで脂っこい食事が大好きなで野菜の多い献立だとつらいとおっしゃる方も多いのではないでしょうか?

野菜と言えば、以前は食品添加物や野菜に含まれる硝酸塩がある種の1型糖尿病を引き起こすと言われていましたが、現在ではそれは根拠がないとする意見が大半です。

(中には小児1型糖尿病が年におよそ4%ずつ増加している事もあり、その発症の環境要因として硝酸塩を疑っていると見られる論文もあるにはあるとの事ですが)

むしろ糖尿病を予防するとされている食品としてホウレンソウやブロッコリー、さつまいもなどの野菜やりんごやブルーベリーなどの果物が多いのです。

つまり、野菜(に含まれる硝酸塩)が糖尿病を引き起こすとされたのは昔の事で、現在はむしろ野菜はたっぷり食べた方が糖尿病予防には良いと言われています。

しかし、野菜は野菜でも緑黄色野菜でないと糖尿病予防に効果はないとする説もあり、前述の野菜の硝酸塩と1型糖尿病との関連性も含め、野菜と糖尿病についての研究はまだまだ充分とは言えないのが現状です。

野菜と糖尿病の関連性について解明されれば、現在の定説もまたくつがえる可能性はないとは言い切れませんが、

現在のところは厚生労働省のサイトでも糖尿病の予防として「野菜を1日に350g以上摂り、その(350g以上摂る野菜の)うち緑黄色野菜を120g以上摂る事」と記載されていますので、

「糖尿病予防に野菜はたっぷり摂ろう」というのが定説だと言えましょう。

糖尿病と野菜の関係と言えば、食事をする際には食物繊維の多い野菜から食べ始めると、食後の血糖値を上げにくくする効果があるという説もあるとの事です。

その説によると、食物繊維の多い野菜から食べる事によって糖分が摂取した食物繊維にからまるために、普通に食事をした時よりも糖分の吸収が遅くなるのだと言うのです。

それが本当なのか、検証した方がいらっしゃいました。

その検証方法とは、ラーメンを食べる前に野菜を食べた時と食べなかった時の空腹時と食後の血糖値を測るというものです。

その結果、なんと、野菜を先に食べた時の食後の血糖値は60mg/dL以上低かったと言うのです。

その方の検証結果では「糖尿病の患者さんは野菜を食べた方が良い」となりました。

その検証結果や厚生労働省のサイトから見ると、将来的にはわかりませんが、現在のところは「糖尿病やその予防に野菜は良い」という考え方が主流だと言い切ってもいいでしょう。

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