糖尿病 症状 足

糖尿病の症状と合併症・足に現われる症状その1

糖尿病とは、血液中のブドウ糖の濃度が高くなる病気です。もっと詳しく言うと、糖尿病とは血液中のブドウ糖の濃度が高くなる事によって身体にとって都合の悪い症状が現われる状態だと言えるでしょう。

そして、「糖尿病とは恐ろしい」というイメージがありますが、厳密に言うと「糖尿病の『合併症』が恐ろしい」のです。

合併症とは、ある病気が原因で他の病気になる事です。つまり、その症状(この場合は糖尿病)そのものによって起こる症状や病気だけではなく、糖尿病(高血糖状態)が続く事によってさらなる身体の不調が現われるのが合併症だという事なのです。

よく混同されますが、糖尿病には高血糖状態によって起こる糖尿病自体の症状と、糖尿病を放置した結果、高血糖状態が続く事によって起こる合併症と呼ばれる症状があります。

糖尿病自体の症状とは、血糖値が高くなる事によって尿に糖が検出されるようになる・多飲と多尿・疲れやすい・傷が治りにくいなどの症状がそれに当たります。

それらは「痛みを感じる」といった症状ではないため、「糖尿病(あるいはその予備軍)である」と診断されても、そのまま放置してしまう人も少なくありません。すると、今度は糖尿病の合併症が現われるようになります。

眼底の血管が出血する事によって、ものが二重に見える・目の前に蚊が飛んでいるような黒い点が見えるようになって来たりします。

そして、手足にチクチクとした痛みを感じるようになります。

それ以外にも足の裏に何かがひっついているような感覚があったりします。

それに加えて、足がつるようになります。

それらは特に夜間に起こりやすいのが特徴です。

そして、血液内のブドウ糖が正常にエネルギー源として使われないために、筋肉や脂肪がその代わりのエネルギー源として使われるようになります。

それによって、手足の筋肉が落ちるなどの症状が現われるようになります。

糖尿病の症状と合併症・足に現われる症状その2

恐ろしい事に、糖尿病の患者さんの中には足の病変(足の潰瘍や壊疽)に気付かない方がいらっしゃると言います。

その原因として糖尿病の患者さん自身が足の病変を軽く見てしまいがちな点があげられます。簡単に言えば「これくらいの症状なら放っておいても大丈夫だ」と思ってしまった結果、とんでもない事になるというわけです。

よく「糖尿病で足を切断した」というお話を耳にしますが、その原因になるのがこの「糖尿病の患者さんは足の病変に気付きにくい・ちょっとした病変を軽く見てしまう」事によるものなのです。

しかも、糖尿病本来の症状である「傷が治りにくい」という事もあり、糖尿病の合併用によって足に潰瘍や壊疽を起こして足を切断しても治りにくかったり、足の病変が再発してしまったりする事がよくあると言います。

糖尿病の合併症による足の病変を起こしやすい人の特徴は次の5点です。

1.糖尿病になっている期間が長い人

2.糖尿病になっているにもかかわらず放置して糖尿病の治療をしておらず、通院をしていない人

3.足潰瘍などの足の病変の既往がある人

4.視力に障害があって足の異変に目で気付きにくい人

5.一人暮らしで足に異変が起きたとしてもそれを指摘してくれる人がいない人

これらは概ね納得出来る特徴ではありますが、4だけは「目で見て足の病変に気付かなくても、痛みとか感覚で気付くのではないか?」と首をかしげる過多もいらっしゃるでしょう。

これが糖尿病の合併症の恐ろしいところで、糖尿病になる事によって神経障害が起こっている事もあるのです。端的に言えば、「痛みを感じにくい状態になっている」という事です。それだけに「痛みがそれほどないからたいした事はない」と考えがちなのです。

それでは、糖尿病の患者さんは足の病変にはどのように対処すればいいのでしょうか?

まず、足をよく観察する事です。この中には足の爪の変形も含まれます。痛みがないからと言って放置しない事がポイントです。

次に、爪の切り方や靴の選び方に注意する事です。

深爪をしないようにしなければいけませんし、まめや靴ずれが出来る靴は避ける必要があります。当然ながら、冬場に湯たんぽやカイロを使う時にも注意が必要です。

そして、これが重要ですが、前章の最後でお話したような症状が自分の足に起こった場合にはただちに医療機関を受診する事です。何度もお話しているとおり、「これくらい大丈夫だ」と自己診断しない事です。

最後に、「糖尿病の合併症によって足を切断するまで行かないようにするために何より大切なのは血糖値のコントロールをする事」だという事を、蛇足ながら付け加えさせていただきます。

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