糖尿病 ストレス

ストレスと糖尿病との関連について

糖尿病にも種類があります。

血糖値が高くなった時にそれを下げるのはインスリンというホルモンなのですが、そのインスリンとはすい臓のランゲルハンス島と呼ばれるところにあるベータ細胞が作り出しています。

そのベータ細胞が破壊される事によってインスリンが分泌されなくなり、結果として高血糖状態になる1型糖尿病、妊娠が原因でホルモンバランスが崩れ、その結果糖尿病になる妊娠糖尿病、そして、インスリンの分泌が不足あるいは充分分泌されていても正しくブドウ糖が脳や筋肉を動かすためのエネルギー源として使われていないために血液中にブドウ糖が余ってしまうために起こる2型糖尿病と、糖尿病の発症原因によってその種類が分類されています。

皆様がよくご存じの「生活習慣病の一つとしての糖尿病」とは2型糖尿病の事で、その発症原因は、高カロリーの食事を摂り運動をしない生活を長年続けて来た結果太った事によります。

そして現在、肥満以外の糖尿病の発症原因として、ストレスも関係があるのではないかという考え方もあると言います。

その考え方は次のとおりです。

ストレス(通常は精神的なストレスを差す場合が多いのですが、この場合は肉体的なストレス・精神的なストレスどちらも含めてそう表記します)がかかると、血糖値を上げるホルモンが分泌されると言います。

そのような状態では、当然、血糖値を下げるホルモンであるインスリンの感受性は低くなるというわけです。

確かに、このような状態が長く続けば、糖尿病にかかりやすくなると考えられましょう。

それ以外にも、ストレスによる過食が原因で太ってしまった結果、糖尿病を発症するという事もあり得ると筆者は考えます。

過食以外でも、ストレスによってアルコールの量が増えるという事はあり得ます。

アルコール飲料に入っているアルコールには砂糖の2倍近いカロリーがある上に、アルコール以外にも糖分が入っていますので、糖尿病の予防としてはあまり好ましくないものだと言えます。

インスリンの感受性が弱まっている時に、過食にアルコールの量が増えるという生活が続けば、血糖値が高くなるのは当然でしょう。

つまり、どの病気にも言える事ですが、ストレスというものは大敵であり、それを解消する方法を一人一人持っていないとだめだと言えるでしょう。

ただし、ストレスを解消するのであれば、糖尿病の予防という観点で見ると、食べる事によってストレスを解消しようとするのはやめた方がいいでしょう。すでにお話したとおり、それが新たな糖尿病の発症原因になってしまうからです。

糖尿病になっていると診断された時、その事実を受け入れる事が出来ない患者さんも多いと言います。

そして、糖尿病の治療法には食事療法や運動療法があるのはご存じのとおりですが、これについても、今まで食べられていたものが食べられない・今までしなかった運動をしなくてはいけないという、いわば「糖尿病の治療」そのものがストレスになる事も考えられます。

これについては、まずは「自分は糖尿病になっているので、食べ物にも気を遣わなければならないし、運動もしなければならない生活をしなければならないのだ」という現実を直視し、受け入れる事です。悪く言えば「あきらめる」という事でもありましょう。

私たちは「あきらめる」という事を悪く考え過ぎているところがあるのではないでしょうか?

しかし、糖尿病になったという現実を受け入れる事とは、今までとは違う生活を始めなければならないという現実を受け入れる事でもあります。

それが悪い事だとは筆者には思えません。

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