小児糖尿病

小児糖尿病とは

小児糖尿病と成人の糖尿病との違いは、糖尿病を発症する年齢が違うだけというわけではありません。

確かに、糖尿病を発症した年齢が、14歳以下であれば「小児糖尿病」と呼ばれますが、治療法その他は成人の糖尿病とは少し異なります。

小児糖尿病と成人の糖尿病の治療法その他の事について、詳しくお話してゆきましょう。

小児糖尿病と成人の糖尿病の違い

小児糖尿病にも成人の糖尿病と同じで、1型・2型の区別があります。

1型の小児糖尿病と2型の小児糖尿病の違いについてお話しましょう。

1型糖尿病とは、インスリンの分泌をつかさどる細胞が何らかの原因で破壊される事によって起こる糖尿病です。

1型糖尿病患者さんの大多数は子どもの頃に糖尿病を発症しています。

つまり、小児糖尿病のほとんどは1型の小児糖尿病なのです。

1型小児糖尿病の症状としては、はじめは風邪様症状が出ます。

そして、時間が経つにつれ、糖尿病の症状、つまり、のどが異常なほど渇く・トイレが近くなる・食べる量が多いわりに体重が減るなどの症状があらわれるのです。

2型の糖尿病とは、何らかの原因によって、インスリンの分泌が充分でなかったり分泌されなかったりする事によって起こる糖尿病です。

成人ではこの2型の糖尿病が多いのですが、子どもたちを取り巻く社会情勢の変化によって、最近では2型の小児糖尿病が増えて来ているという報告もあります。

2型の小児糖尿病は自覚症状がほとんどありません。

そのため、保護者が「糖尿病」という病気に対する理解を持って、患者さんに接する必要があります。

実際に、保護者の糖尿病に対する無理解のために小児糖尿病を悪化させ、ついには合併症を起こすという事態も起こっているのです。

小児糖尿病患者の保護者にお願い

小児糖尿病の難しいところは、成人の糖尿病とは違って、ただ食事を制限すれば良いというわけではないところです。

まだ成長期の子どもなのですから、当然、成長するための栄養も必要になるのです。

バランスの良い食事を心がけるのに良い方法として、患者さん一人で食事をさせないという方法があります。

小児糖尿病の患者さんは子どもなので、どうしてもおやつの誘惑に勝てないところはあります。

みんなで食事を取る事で、患者さんが間食を取ったり糖分の多い清涼飲料水を飲んだりする事を阻止し、好きな食べ物だけを食べるのではなく、バランス良く食事を取る事が可能になるのです。