糖尿病食事療法中の献立は大変?

糖尿病の治療法とは簡単に言えば「いかにして血液中のブドウ糖の濃度(=血糖値)をコントロールするか」という事になりましょう。

ブドウ糖とは脳や筋肉を動かすためのエネルギー源ですので、なさ過ぎるのもヒトの身体にとって良くないのですが、多過ぎるのもヒトの身体に悪影響を及ぼします。

その、「血液中のブドウ糖が多過ぎて悪影響が出ている」状態が糖尿病と言えます。

そのため、身体に必要以上にブドウ糖を入れないという事も糖尿病の治療にはかかせない事なのです。

「糖尿病の食事療法」と言えば物々しいですが、原理はいたって単純なのです。

その方法とは、糖尿病の患者さんの標準体重を維持出来るだけのカロリーを、1日3回均等に分けて栄養のバランス良く摂取するというものです。

タバコは血管を収縮させるので絶対にダメですが、それ以外の食品で食べてはいけないというものはありません。

糖尿病だから甘いものは食べてはいけないようなイメージがありますが、実際には糖尿病の患者さんは、甘いものを食べてはいけないのではなくて、

甘いものはカロリーが高いから糖尿病の患者さんでも食べられるようなお菓子に切り替えたり、お菓子の中に入れる甘味料に気を付けるなどカロリーの低いお菓子を手作りするなどの工夫が必要という事なのです。

「糖尿病の食事療法」と言うから難しそうに思えますが、その方法は私たちが想像していたものよりもずっと緩和されていると言っても過言ではないでしょう。

むしろ、カロリー計算をしながら糖尿病の食事の献立を毎日3回考えなければならないところにわずらわしさがあるかと思われますが、それも食品交換表を使うなどの工夫をすれば良いという事になりましょう。

…というのはあくまでも建て前で、本音のところは糖尿病の患者さんとは食べる事が何よりも好きな方が多いので、そのような方に「これまでは好きなものを好きなだけ食べて良かったけど、

今日からは糖尿病を進行させないための食事をしましょうね」と言っても、患者さんご本人は納得されないので、

糖尿病の患者さんのご家族としては、献立を考えるだけでも頭が痛くなりそうだというのが本音なのではないでしょうか?

確かに、糖尿病の患者さんのために色々献立を考えて出した食事に、「これは美味しくない。これはこの間食べたばかりだから別のものがいい。

何より量が少ない。もっと美味しいものをたくさん食べたい」などと糖尿病の患者さんにダメだしをされると、カチンと来るのもやむを得ないでしょう。

そのような場合は糖尿病の患者さんと食事の献立について話し合うのも必要ではないかと思いますが、

何よりも糖尿病の患者さん本人も今までの食生活を反省していただかなければなりません。

生活習慣病としての糖尿病の原因は、肥満です。

生活習慣病としての糖尿病とは、太って脂っこいものが大好きな中年男性がかかるというイメージがあります。

…これはあくまでもイメージのお話で必ずしも脂っこいものが大好きな中年男性全員が生活習慣病としての糖尿病にかかるわけではありませんが、

脂っこいものが大好きで身体を動かす事が嫌いで肥満した結果、糖尿病にかかるという事はあり得ます。

ここはやはり糖尿病の患者さん自身も「これからは糖尿病用の食事をしなければならない」とネガティブに考えるのではなくて、

「今まで悪かった食生活を見直すチャンス」と考えていただきたいと思います。

ちなみに、糖尿病の患者さんへの食事療法として、脂質は上がった血糖値を下げにくくするので、糖尿病の患者さんはあまり食べない方が良いという意見もあります。

そして、お酒(アルコール飲料)も呑んではいけないとまでは言いませんが、お酒に含まれるアルコールのカロリーが高い上に、

アルコール飲料自体にも飲みやすくするために糖分が入れられています。何より糖代謝にかかわっている肝臓を悪くします。出来れば呑まない方がいいでしょう。

炭水化物も体内で消化されてブドウ糖になりますので、たくさん摂り過ぎるのは良くないと最近では言われています。

炭水化物と言えば、白米よりも玄米の方が体内で消化されにくいので良いとされています。

また、野菜、特に緑黄色野菜を摂ると良いと言われています。

…と色々言われると余計に糖尿病の患者さんのための献立を考えるのが嫌になりますが、要は栄養のバランス良く、適量を食べるのが一番良いという事になりましょう。

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