糖尿病 さつまいも

糖尿病の患者はさつまいもダイエットをした方がよいか?

皆様はさつまいもダイエットというダイエット法をご存じでしょうか?

さつまいもダイエットとは、昼食あるいは夕食のご飯(白米を炊いたもの)をふかしたさつまいもに変えるという方法でダイエット効果を得るという方法のダイエット法で、あるダイエット番組で紹介された事から知られるようになりました。

ご飯(白米を炊いたもの)よりもさつまいもの方がカロリーが低い上に原腹もちが良いため、空腹感を感じる事なくダイエットが出来るというメリットがあると言われています。

それだけではありません。

さつまいもに含まれるクロロゲン酸という物質が糖分の吸収を阻害するというのです。

「これが本当であれば、糖尿病の患者さんはさつまいもダイエットをした方がいいという話になるのではありませんか?」というのが今回の本題です。

一般的にも周知されている事かと思われますが、糖尿病の治療法の中には食事療法があります。

糖尿病の食事療法とは次の4点に気をつけなければなりません。

・自分の適性体重とそれを維持するためのエネルギー量を知る事

・適正なエネルギー量を規則正しい時間に摂取する事

・甘いものや高カロリーの食品を避け、ビタミン・ミネラル・食物繊維を充分に摂取する事

・アルコールは出来るだけ摂取しない(最小限にとどめる)

読んでいておわかりのとおり、まるでダイエットを始める人のような注意点がずらりと並んでいます。

「食事に気をつけないといけない病気なんだから仕方がない」・「今までの食生活を正すチャンスだ」などの意見も出て来るかと思われますが、あくまで筆者の意見としては、「糖尿病の食事療法とはつらいもの」という一般的なイメージはあながち間違ったイメージではないのではないかと考えています。

そして、「ダイエットのような事を言われるのであれば、本当にダイエット法として世に知られているものをやってみたい、そして、それは空腹感を感じないものならそれに越した事はない」という気持ちはわからなくはないです。

しかし、このさつまいもダイエットの問題点は、何か食品を付け足す代わりに何か食品の摂取を控えるという、いわゆる「置き換えダイエット」であるという事です。

置き換えダイエットの問題点は栄養素の摂取バランスを崩すというところです。

これはカロリーを制限しながらも身体にとって必須な栄養素は充分摂取しなければならない、糖尿病の患者さんにも言える事です。

そして、問題のクロロゲン酸の血糖値を下げる効果についてですが、現段階では「その『可能性がある』」の域を出ないとも言われています。

「たとえクロロゲン酸に血糖値を下げる効果があったとしても、その効果は特定保健用食品のレベルにもなっていないのではないか」という意見もあります。

以上の事から鑑みて、「このさつまいもダイエットを糖尿病の患者さんがやってもいいのでしょうか?」という疑問については、筆者の個人的意見としては、「クロロゲン酸の血糖値を下げる効果が未知数である状態である上に栄養のバランスを崩す恐れもありますので、これから先、クロロゲン酸の血糖値を下げる効果が立証されれば話は変わって来る可能性はありますが、現段階ではやめておいた方がよいと考えています」という事になります。

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