糖尿病 サプリメント

糖尿病とサプリメント考

糖尿病とは血液中のブドウ糖が細胞内に上手く取り込めず、筋肉や脳を動かすエネルギー源として正しく使われないために血液中に余ってしまった結果、血液中のブドウ糖の濃度、すなわち血糖値が高い状態が続く事によって身体にとって不都合な症状が現われる病気ですので、逆に言えば「血糖値を下げる事が出来れば身体にとって不都合な症状は現われない」とも言えます。

しかし、冒頭で少し触れたように、ブドウ糖とは脳や筋肉にとっては必須のエネルギー源ですので、血糖値が下がり過ぎるのも問題があります。よって、血糖値とは下がれば下がるほど良いわけではありません。

実際、糖尿病の患者さんへのインスリンの注射が効き過ぎて低血糖状態になってしまう事があると言います。

つまり、高過ぎても低過ぎても問題が出て来るのが、この血糖値だというわけです。

前書きが長くなってしまいましたが、糖尿病の治療法として、インスリン注射などの薬物療法とともに、高くなってしまった血糖値を適度に下げるためには食事療法が必要な事は周知のとおりですが、糖尿病の食事療法の一環としてサプリメントを利用出来ないか? というのが今回のテーマです。

糖尿病の問題を抜きにしても、最近では身体にとって必要な栄養素を補うためのサプリメントがたくさん販売されています。そして、健康食品としてのサプリメントもビタミン剤と同様に販売されています。

もちろん、食物からそれらの栄養素を摂取するのが一番望ましいので、ドラッグストアなどで手軽にサプリメントが買える現在の状況についての是非はあるかと思われます。

しかし、筆者の個人的意見としては、アレルギーや病気、そして天災などの状況によって新鮮な野菜や魚介類が手に入りにくいなどの関係で食品から摂取したくても出来ない場合も考えられます。よって、筆者は「何が何でも食事から栄養素を摂取しろとまでは言えない」と考えています。

ようは、使い方の問題です。

サプリメントは上手く使えば便利なものですが、その便利さにあぐらをかいてはいけない、と筆者は考えています。

簡単に言えば「これ、嫌いだから食べない。栄養素はサプリメントから摂ればいい」というのは、少し違うと言いたいのです。

これは食物の栄養に関する事全体のお話でしたが、糖尿病の治療としての食事療法にも言える事です。

栄養素をバランス良く摂取するのは、糖尿病の食事療法にも言える事ですので、「自分は食べたいものを食べたいだけ食べる。必要な栄養素はサプリメントで摂ればいいし、上がった血糖値はインスリン注射で補えばいい」と開き直るのも問題です。

糖尿病の患者さんがあくまでも食事療法の補助としてサプリメントを使うのはまったく悪い事ではないと考えていますし、実際、必要な栄養素を摂取するためのサプリメントだけではなく、血糖値を下げるとされているサプリメントやお茶などがあるのも本当です。

しかし、何度も繰り返すようで恐縮ですが、あくまでも基本はサプリメントなどに頼るのではなくて、あくまでも自己努力において、食事療法や運動療法によって血糖値を下げる事だと筆者は考えています。

これは完全に余談ですが、現在は血糖値を下げると「されている」サプリメントやお茶などがあるという程度のものですが、現在の私たちが疲れた時に肉体疲労に効果のある栄養ドリンクを買って飲むような感覚で、そのうち、血糖値が下がらない場合に(インスリン注射ほどの効果はないが)血糖値を少しだけ下げる効果が本当にあるサプリメントやドリンク剤までもがドラッグストアなどで簡単に買って飲めるような世の中になりそうで怖いと思うのは、現在のところ筆者の血糖値が正常値で、糖尿病にはなってはいないからなのでしょうか?

確かにサプリメントやドリンク剤は便利ですし、糖尿病の食事療法がつらいのもわかります。しかし、楽をして糖尿病を治したいと考えるのはいかがなものでしょうか?

その意味で、サプリメントなどに関しては、糖尿病の食事療法の補助として血糖値を下げると「されている」ものを有効に使う程度にして欲しいと考えていますし、筆者個人的には本当に血糖値を(少しだけ)下げるサプリメントやドリンク剤の登場を考える世の中にはなって欲しくないなと考えています。

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