糖尿病とこむらがえり

頻発するこむらがえりにご用心~糖尿病とこむらがえりとの関係について~

運動している時や寝ている時に襲って来るふくらはぎの痛み。こむらがえりです。

こむらがえりとは、ふくらはぎのけいれんを伴う痛みの事で、「こむらがえり」と言わずに「足がつる」と言う方もいらっしゃるでしょう。

それはふくらはぎの筋肉を使い過ぎたり、ふくらはぎを冷やしたりした時になりやすいもので、皆様も何度かは経験している事です。そのため、こむらがえりが起こっても、深くは考えずに「ちょっとした事」で終わらせがちです。

しかし、そのこむらがえりが何度も続く場合には、糖尿病などの病気を疑った方がいいと言われています。

それは何故でしょうか? お話してゆきたいと思います。

糖尿病とは血液中のブドウ糖の濃度が異常なまでに高くなる病気です。

糖尿病患者が多くなるに従って悪者にされがちなブドウ糖ですが、脳や筋肉を動かすために必要なエネルギー源です。

その大切なエネルギー源が上手く使われない、あるいはインスリンという、血液中のブドウ糖の濃度が高くなった時にそれを下げる働きをするホルモンが充分に分泌されないために血液中のブドウ糖の濃度が高い状態が続くのです。

その状態を放置しておくと、糖尿病、つまり高血糖状態が長く続く事によって糖尿病の合併症が現われるようになります。

糖尿病の恐ろしさとはこの合併症の存在にあると言っても過言ではないほど、様々なところに障害が現われます。

たとえば糖尿病によって足を切断したり、目の中にある網膜に異常をきたして失明したりと、聞いただけでも恐ろしい結果になってしまうのです。

ここまで聞くと、「そのお話と糖尿病とこむらがえりとの関係に、どうつながるのだ?」と不思議に思われるでしょう。それが大アリなのです。

糖尿病の合併症の中に、神経障害があります。

「神経障害」と言えば難しく思えますが、簡単に言えば糖尿病によって神経系が上手く働かない状態になってしまったと考えて下さって差し支えありません。

そして、こむらがえりは神経や筋肉を痛める病気になっていると起こりやすくなるのです。

まさしく、神経に障害を起こし、筋肉を動かすためのエネルギー源としてブドウ糖が正常に使われない糖尿病にかかると、このこむらがえりになりやすい状態だと言えるでしょう。

もちろん、「こむらがえりが起こる=糖尿病などの病気にかかっている」とは言い切れません。冒頭でもお話したとおり、こむらがえりとは誰しも一度は経験しているものです。しかし、ちょっとした症状であるこむらがえりでも、何度も繰り返していれば、糖尿病などの病気を疑った方がいいでしょう。

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