糖尿病患者とおやつ

糖尿病の患者さんとおやつ(間食)について

糖尿病(ここで言うところの「糖尿病」とは2型糖尿病、つまり生活習慣病としての糖尿病だと考えて下さい)の治療法の3本の柱と呼ばれるものには、食事療法・運動療法・薬物療法(インスリンを使って血糖値を下げるインスリン療法も薬物療法の中に入ります)があります。

その中でも最も重視されるのが食事療法です。

それもそのはずで、糖尿病とは言いかえれば「高血糖症」、つまり、脳や筋肉を動かすためのエネルギー源であるはずのブドウ糖がエネルギー源として正常に使われていないために血液中にブドウ糖が余って、血液中のブドウ糖の濃度(=血糖値)が高くなっている状態なのですから、まずは毎日食べている食事を見直して、これ以上血糖値を上げない事が大切になりましょう。

糖尿病とは完治は望めない病気です。そのため、一度糖尿病を発症すると一生糖尿病と付き合う事を考えなければなりません。

糖尿病の食事療法については色々と情報がありますので、どの方法でやればいいのか悩む事もあるかと思われますが、筆者個人的な意見としては、その人に合った方法で食事療法をやるのが一番良いのではないかと考えています。

そう、口で言うのは簡単ですが、一生付き合わなければならない病気、しかも毎日の食事に制限が求められるというのはつらいものです。

特にクリスマス・お正月・バレンタインなどのイベントに、みんなが普通にケーキやチョコレートを食べているのを横目で見ながら自分だけ別のものを食べるというのが一番つらいのではないでしょうか?

糖尿病の食事療法にはおやつ、つまり間食については深く考えられていないように筆者には感じられます。

…と言うよりも、「おやつ(甘いもの)はカロリーが高く、それを食べると血糖値が上がるものだ」というのが一般的な認識としてあるために、糖尿病の患者さんはおやつを食べない事が前提になっているところがあるとも言えましょう。

しかし、最近では糖尿病の患者さんの生活の質の向上を目指して、糖尿病の患者さんでも食べられるようなお菓子類を考えようという動きも見られるようになりました。

市販のお菓子類の中にも低カロリー・低糖質なものが販売されるようになりましたので、その中から糖尿病の患者さんのお好みのものを探すという事も出来るようになりました。

その場合は必ず商品の表示にあるカロリーの量をチェックする事(最近では炭水化物の量もチェックした方が良いと言われています)を忘れない事がポイントになります。

また、おやつとして食べるお菓子類のカロリー・糖質だけを考えるのではなく、お菓子を食べるタイミングも考えられるようになりました。

これはおやつに限らず普通の食事にも言える事ですが、最も悪いタイミングとは寝る前に食べる事です。

寝る前におやつを食べると、血糖値が高いまま寝る事になります。寝ている間はあまりカロリーを消費しませんので、血糖値が高いまま翌朝を迎える事になります。

逆に良いタイミングとは運動の量が増える午前中です。特に運動療法を始める前に食べるのが良いとの事です。

つまりは、運動する事によってお菓子類を食べた事で増えたカロリーを消費する事が出来るタイミングで食べると良いというわけです。

そして、上記で取り上げた事以前の問題に、「何故おやつが食べたいのか?」というところから見直した方が良いという意見もあります。

素朴ですが、ツッコミどころとしては良いと筆者は考えます。

と、言いますのが、筆者のように甘いものが好きな人だけがおやつを食べたいわけではなく、夕食までお腹がもたないから夕食までのつなぎとしておやつが食べたいという人もいらっしゃるからです。

筆者のように甘いものが好きだからおやつが食べたいのであれば、上記で取り上げた事に注意する必要がありますが、夕食までお腹が持たないからおやつが食べたいのであれば、話は違って来ます。

おやつのカロリー・糖質うんぬんよりも、むしろ普段の食事の時間と食べる量を考え直したり、夕食までにお腹がすいた時にはお菓子類を食べるのではなくておにぎりなどを食べる方がカロリーを抑える事が出来て良いと、その時におやつとして食べるものの中身(メニュー)を考え直した方が良いという事になって来るかと思われます。

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