糖尿病と南瓜(かぼちゃ)

「冬至の日に食べると風邪をひかない」という言い伝えのある南瓜(かぼちゃ)。

その南瓜ことかぼちゃは糖尿病に良い食材だというお話があるとの事です。

それは本当でしょうか?

検証してみましょう。

まずは南瓜ことかぼちゃの栄養価から見てみましょう。

かぼちゃ100g中に含まれる栄養素について、まずはビタミン類からお話しましょう。

「若返りのビタミン」と呼ばれるビタミンEが5,1mg、抗酸化作用があるとされるビタミンCが43mg、

そして、脳や神経が正常に働くのに関係しているとされるビタミンB1が0,07mg、代謝を助ける働きをするとされるビタミンB2が0,09mg含まれているとの事です。

そして、ヒトの体内でビタミンAの働きをするとともに、免疫力をアップさせるとされているベータカロチンが4000μg、カリウムが450mg含まれているとの事です。

つまり、免疫力をアップさせる栄養素がたくさん含まれているのがかぼちゃだという事で、冬至の時期、つまり風邪が流行り出す頃に食べると良いと言われているのもうなずけますね。

注目するところは、かぼちゃには食物繊維が3,5gも含まれているところです。

食物繊維は糖尿病の予防に良いとされているのです。そして、皆様よくご存じのとおり、便秘にも効果があります。

糖尿病の合併症として糖尿病性神経障害がありますが、それを発症してしまうと、

便通に支障をきたす事があると言いますので、かぼちゃなどの便秘に効果があるとされる食物繊維が多い食材は、糖尿病の患者さんにとってはありがたい食材ではないかと思われます。

また、カリウムは人体に蓄積された塩分を排出する事によって高血圧の予防が期待されます。

いわゆる「生活習慣病としての糖尿病」である2型糖尿病の患者さんの中には糖尿病だけではなくて、高血圧もお持ちの方がかなりいらっしゃると言われています。

また、糖尿病によって血液中にブドウ糖の濃度が高くなり、その結果、動脈硬化になってしまう事もあります。

それが進んで心筋梗塞になる確率が高くなりますので、高血圧の予防効果も期待出来るかぼちゃはありがたい食材ですね。

このように、栄養価を見る限り、「かぼちゃは糖尿病に良い食材」だというのは本当だという事になります。

ちなみに、かぼちゃは血糖値のコントロールに良い食材だと言われていますので、いつも冷蔵庫の中に常備しておくと良いという意見もあります。

しかし、かぼちゃは大きくて場所を取るため、なかなか毎日冷蔵庫に常備するのは難しい野菜でもあるかと思われます。

そこで、最近ではかぼちゃをパウダーにしたものが健康食品として売られていると言うのです。

ある栄養士さんのお話によると、軽度の糖尿病の患者さんにはかぼちゃのパウダーを1日にティースプーン2杯摂ると良いと言います。

それならば、利用しない手はありませんね。

しかし、ある栄養士さんのお話によると、「かぼちゃのパウダーは糖尿病の食事療法をきちんとやった上で摂取して下さい」との事です。

かぼちゃのパウダーなどのサプリメント類を使うのも悪くはないけれど、それは糖尿病の食事療法をきちんとやっている事が条件になるという事を忘れてはいけません。

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