糖尿病 チョコレート

糖尿病にチョコレートは良いか?

糖尿病の治療法として食事療法があるのは周知のとおりです。

「食事療法」と言えば物々しいですが、簡単に言えば「標準体重を維持するカロリー以外は摂取しない」という事です。

しかし、「カロリーさえ標準体重を維持出来るくらいまで抑えれば何を食べてもいい」というわけではありません。

たとえば、肉類を控えめにしてケーキなどの甘いものをたくさん食べるのはいけません。栄養のバランスを考える事も大切です。

…なあんて偉そうな事を言っていますが、この食事療法、美味しいものをたくさん食べたい人にとってはつらいものであるのは事実でしょう。

そうかと思えば、糖尿病の食事療法を続ける上で最も摂取してはいけなさそうなチョコレートが糖尿病に良い、なんてお話も耳にします。それは本当でしょうか?

糖尿病にチョコレートが良いという根拠については、チョコレートに含まれるフラボノイドという成分がインスリンの効き目を良くする上に血圧を下げるというのです。

それについて、まずはチョコレートの栄養成分から考察してゆきましょう。

チョコレートにはポリフェノールも入っていますし、意外にも食物繊維やミネラルも入っています。そして、チョコレートの原材料であるカカオ豆には鉄分やカリウム、マグネシウムなども入っていますので、栄養効率の良い食品である事は間違いないかと思われます。

しかし、チョコレートにはブドウ糖も入っていますので、糖尿病の患者さんにとってはあまり良くないのではないかと思われます。

それに加えて、私たちが食べているチョコレートには、カカオ豆だけではなく、それに砂糖や牛乳が入っています。つまり、普通のチョコレートを糖尿病の患者さんが食べるにはカロリーが高いと言えるでしょう。

そして、ホワイトチョコレートにインスリンの効き目を良くする効果は期待出来ないとの事です。何故ならばフラボノイドとは色素成分でもありますので、色素がないホワイトチョコレートは、ほとんどフラボノイドを含まないという事になるからです。

栄養効率から考えると、糖尿病の患者さんにとっては、カロリーが高い割には身体にとって必要な栄養素はほとんど入っていないアルコール飲料を飲むよりはチョコレートを食べる方がマシなのではないかと考えられますが、糖尿病の患者さんにとっては、チョコレートの食べ過ぎは良くないという、従来から言われているお話を覆すには至らないというところでしょう。

チョコレートダイエットと糖尿病について

ちなみに、世の中には色々なダイエット法があるもので、中には「チョコレートダイエット」というダイエット法もあると言います。

つい、チョコレートを食べ過ぎて太ってしまった経験のある筆者としては納得の行かないダイエット法ですが、その方法とは、普通のチョコレートを食べるのではなくて、カカオが70%以上使われているチョコレートを食べるのだと言います。

(前述のとおり、普通のチョコレートには砂糖や牛乳が入っていますので、普通のチョコレートでこれをやると、筆者のように太ります)

それも、ただカカオ70%以上のチョコレートを食べればいいのではなく、食後20分くらい前、1回50gくらいを朝昼夕3回に分けて食べるというものだと言います。

(いくらカカオ70%以上のチョコレートを食べると言っても、食べ過ぎると太りますので、チョコレートの摂取量には注意が必要との事です)

さらに、上記の注意点だけではなく、食事も1日3回バランス良く食べる事が求められるのがこの、チョコレートダイエットです。

つまり、チョコレートダイエットとは、何かを食べる代わりに何かを我慢するという、いわゆる「置き換えダイエット」ではありません。そのため、栄養が偏った結果、リバウンドしやすいという事はないかと思われます。

栄養バランスに気を付けるという意味ではチョコレートダイエットとは、食事療法をしている糖尿病の患者さんにも通じるところがあると言えるかと思われますが、糖尿病の患者さんがこのチョコレートダイエットを始める際には主治医に相談してからにした方が無難かと思われます。

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