糖尿病 ブドウ糖

糖尿病とブドウ糖の関係について

糖尿病とは血液中の糖分(=血糖)の量をコントロールするインスリンというホルモンが上手く働かないために血液中の糖分が増える病気です。もっとはっきり言うと血液中のブドウ糖が正しく使われないために身体のあちらこちらでその弊害が出て来るという事です。

そのメカニズムを簡単に説明すると以下のようになります。

正常な人であれば、食事をするとすい臓からインスリンが分泌され、それによって細胞にあるインスリン受容体と結合する事によって、細胞はブドウ糖を取り込む命令が出され、その結果、細胞内にブドウ糖が取り込まれます。

しかし、糖尿病の人はインスリンの分泌不足などの要因によってインスリンが正常に働かないために細胞がブドウ糖を上手く中に取り込めなくなってしまうのです。

そのために血液中のブドウ糖の濃度(血糖)が上がり、のどや口が渇く・多飲多尿・身体がだるいなどのヒトにとって不都合な症状が現われるようになるのです。

「糖尿病とは甘いものの食べ過ぎで起こる病気」のイメージのおかげですっかり悪いもののイメージがついてしまった砂糖ですが、必ずしも砂糖が悪者というわけではありません。

砂糖の主成分はブドウ糖です。

そのブドウ糖は身体の筋肉などを働かせるために必要なエネルギー源なのです。

脳のエネルギー源もブドウ糖ですので、人体はブドウ糖がなければどうにもならないという事になります。つまり、ブドウ糖を摂らなさ過ぎても人体にとっては問題が生じるのです。

(ブドウ糖が多過ぎて身体に影響が出る糖尿病とは逆にブドウ糖の量が異常に低くなる低血糖症という病気がありますが、血液中の糖分の量が少な過ぎても問題が起こるのはそういう理由です。

余談ですが、スポーツ飲料水にもブドウ糖やショ糖が含まれていますが、それも激しい運動などで疲労した身体を効率良く回復させるためにブドウ糖やショ糖を入れているとの事です)

つまり、適量のブドウ糖が人体の中で正しく使われていれば、何の問題はない(むしろエネルギー源として大切なものである)と言えます。

しかし、何事も限度というものがあります。それは脳や筋肉のエネルギー源であるブドウ糖にも言える事です。

ブドウ糖は肝臓や筋肉に蓄えられます。

食べ物がなくなった時を想定して、大切なエネルギー源であるブドウ糖を体内に蓄えておくのです。

つまり、多過ぎるブドウ糖は中性脂肪や脂肪肝の原因になるという事でもありますが、糖尿病の原因にもなり得ますし、ダイエットにも良くないという事にもなります。

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