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HIV 治療
HIVの治療とAIDSの治療との違いとは
HIVの治療とAIDSの治療とは違います。
どのように違うのでしょうか?詳しくお話しいたしましょう。
HIV(=Human Immunodenciency Virusの略。ヒト免疫不全ウイルスの事)に感染した状態を、「HIVキャリア」と言います。
つまり、HIVに感染した事と、AIDS(=Acquired Immunodeficiency Syndromeの略。後天性免疫不全症候群の事)を発症した事はイコールではないのです。
HIVに感染しても、すぐにAIDSを発症する事はありません。
何年もの(およそ5年~10年の)潜伏期間を経てニューモシスチス肺炎(昔は「カリニ肺炎」と呼ばれた)などの日和見感染を起こして、初めて「AIDSを発症した」と言われるのです。
HIVの治療とは
では、HIVの治療とはどのようなものを言うのでしょうか?
残念ながら、HIVそのものを患者の体内から完全に除去する事でHIVを治療するという方法は、まだ確立されていません。
ただし、AIDSを発症させたり進行させたりする事を大幅に遅らせる事は可能になって来ています。
HIVの治療法は、やり方は違えど、大筋では上記のような、「AIDSの発症・進行を遅らせる」という治療法になります。
HIVの代表的な治療法として、「HAART療法」と呼ばれるものがあります。
HAART療法とは、Highly Active Anti-Retroviral Therapyの略で、複数の抗HIV薬を組み合わせて患者に投与する事でHIVの増殖を抑制し、結果としてAIDSを発症させないようにする治療法です。
HIVの治療のやっかいな点に、HIVが突然変異を起こしやすく、1種類の薬ではすぐに薬剤耐性ウイルスを作り出す元になってしまうという欠点があげられますが、それをカバーするために複数の薬剤を組み合わせるというのです。
話は前後しますが、抗HIV薬も、現在では1日に1~2回薬を飲めばHIV増殖を抑制出来る薬が開発されているほど、抗HIV薬の開発は目をみはらせるものがあります。
ただし、HAART療法にしても抗HIVにしても薬を使用してのHIV治療法になりますので、やはり副作用の問題があります。
それに、薬と体質的に合わなくて、治療を中断する事もあります。
どの投薬治療でも言える事ですが、抗HIV治療薬を使ってのHIV治療でも、その治療を受ける事によって受けるメリットと、それによって出るデメリットを考えた上で治療を続ける必要があります。
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2009年10月25日
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カテゴリ: HIV
HIV 薬
HIVの治療薬とは
HIVに効果のある薬とは、どのようなものがあるのでしょうか?
HIV自体を患者の身体から除去する事でHIVを治療する薬は、2009年10月14日現在、開発されていませんので、HIVの治療薬とは、一言で言えば「HIVの増殖を阻止してAIDSの発症を防ぐのを目的とした治療薬」となります。
では、HIVの治療薬(=抗HIV薬)とは、どのようなものがあるのでしょうか?
HIVの治療薬の原理について大雑把に説明すると、HIVが増殖するのに必要な酵素の働きを阻害する事で、HIVの増殖を防ぐという事になります。
そして、HIVが増殖するのに必要な、どの酵素の働きを阻害するかによって、「プロテアーゼ阻害剤」・「逆転写酵素阻害剤」に分類され、さらに逆転写酵素阻害剤の中でも「核酸系逆転写酵素阻害剤」と「非核酸系逆転写酵素阻害剤」に分類されます。
HIV治療薬の問題点
HIVの治療薬(=抗HIV薬)の種類についてお話しました。
では、抗HIV薬には副作用はないのでしょうか?
抗HIV薬も薬である以上、副作用の問題はついて回ります。
抗HIV薬は副作用が強いものが多く、生活する上で問題になる場合があります。
そして、長い期間にわたって抗HIV薬を呑み続ける事によって、リポジストロフィーと呼ばれる、体内の糖代謝異常や脂肪代謝異常、脂肪再分布などが起こる事があります。
抗HIV薬の問題点は、副作用の問題だけではありません。
前述のとおり、現在、HIVを患者の体内から除去する事でHIVを治療するという治療法は確立していませんので、その薬を生涯呑み続ける事が必要になります。
付け加えると、抗HIV薬の中止は、薬の耐性ウイルスを生み出す原因にもつながります。
それでも、1種類の抗HIV薬を呑み続ける事は出来ません。いずれその抗HIV薬が効かなくなるからです。
何より問題なのは、抗HIV薬の価格です。
抗HIV薬はとてもお金がかかり、年間250~300万円のお金が外来医療費としてかかると言われています。
現在日本では身体障害者法が適応される事になっていますが、現在の社会保障制度がこのまま永久に続くという保証はありません。
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2009年10月24日
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