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インフルエンザと解熱剤
インフルエンザには解熱剤は使わない方が良いか
インフルエンザにかかったら、突然38℃を超す高熱が出ます。
そのため解熱剤を処方される事がありますが、これは対処療法であって本当に高熱の元となっているインフルエンザウイルスに効果を発揮するものではありません。
インフルエンザには発症してから48時間以内という時間制限があるものの、抗インフルエンザ剤があります。
インフルエンザウイルスに直接効き目があるのはこの抗インフルエンザ剤だけです。
インフルエンザには抗生物質は効き目がありません。インフルエンザにかかった時に抗生物質を処方される事がありますが、それは他の細菌に対しての二次感染を防ぐ目的で処方されるものです。
現在インフルエンザ脳症が強い解熱剤を使用する事によって重症化するという指摘もあり、インフルエンザに対しての解熱剤の使用に対して不安感があります。
インフルエンザ脳症とは、インフルエンザウイルスに感染による発熱のあとに起こるけいれんや意識障害、異常行動を伴う神経症状が出るもので、最悪の場合生命にかかわります。
このインフルエンザ脳症はインフルエンザ脳炎とともに主に5歳以下の乳幼児がかかりやすいとされ、一般的にはインフルエンザウイルスが直接関係して脳内に炎症を起こしているものをインフルエンザ脳炎、インフルエンザウイルスが脳内から検出されずに過剰な免疫反応が確認出来るものをインフルエンザ脳症と呼ばれています。
特にB型インフルエンザによって発症する事が多いとされる、急性脳症、肝臓の脂肪浸潤を起こすライ症候群と呼ばれる症状は解熱鎮痛薬として知られるアスピリンの服用と関係があるとされています。
このライ症候群は子どもで起こる事が多く、成人で起こる事はまれです。
そしてライ症候群は日本で認可されている解熱剤から発症するという意見もありますが、確かな事はわかっていません。
それでは、インフルエンザにかかった時には絶対に解熱剤を使用しない方がいいのかと言われれば、医師によって見解が分かれているのが現状です。
解熱剤を使用しないに越した事はないのは確かなのですが、あまりにも熱が高い場合には解熱剤を使用して熱を下げて身体を休ませる方がいいのではないかという意見もあります。
特に乳幼児ではインフルエンザによる高熱が続くので、解熱剤を使用せざるを得ないという事情もあります。
それに、小児科で中心的に使用されている解熱剤・アセトアミノフェンと脳症の発症とは関連性がないというのが多数を占める意見です。
ですから、必ずしもインフルエンザに解熱剤を使用するとインフルエンザ脳症を発症するという図式が成り立つとは限らないと考えられますが、まだまだわからない事が多いのでインフルエンザに解熱剤を使用する事への懸念が残っているという事も事実なのです。
2011年10月05日 コメントは受け付けていません。 | トラックバックURL |
カテゴリ: インフルエンザ
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