インフルエンザと頭痛

インフルエンザで頭痛がある時には解熱剤を飲まない事

インフルエンザにかかったら、まず38~40℃の高熱が突然出る事から始まり、続いて頭痛や関節痛、悪感、強い倦怠感などの強い全身症状が現われます。

インフルエンザの症状は風邪に似ていますのでよく風邪と間違われますが、38℃以上の高熱とともに頭痛や咳、鼻水などの症状が現われた時には自分で勝手に風邪をひいたものと判断して薬を飲むのはやめて下さい。

特に怖いのが、高熱とともに頭痛がする場合に勝手な判断によって解熱鎮痛薬を飲む、あるいは飲ませる事です。

インフルエンザや水痘などのウイルスによる病気にかかっている小児にジクロフェナクという解熱鎮痛剤を飲ませると重症化すると言われていますし、アスピリンの服用によってライ症候群を起こす事が知られています。

また、解熱鎮痛剤を服用する事によってインフルエンザ脳炎や脳症が重症化するという報告もあります。

インフルエンザ脳炎や脳症については小児だけではなくて成人も注意が必要だという指摘もあります。

インフルエンザ時に服用しても安全だと言われているアセトアミノフェンという解熱鎮痛薬についても、飲酒などの要因によって肝臓に副作用が起こる可能性を示唆する声もあります。

高熱が出ていて頭痛や倦怠感のある時には自宅でゆっくり休んでいたいものですが、38℃以上の熱とともに頭痛、咳、鼻水などの症状があるといったインフルエンザのような症状が現われた時には48時間以内に病院を受診して下さい。

市販の風邪薬の中にはインフルエンザの時には飲んではいけない成分が入っているものもありますので、病院から処方された薬以外は飲まないようにしましょう。

インフルエンザによる頭痛はあなどれない

季節性のインフルエンザの症状が突発的な発熱から始まるのに対して、以前は新型インフルエンザと呼ばれたA型H1N1亜型インフルエンザ(豚インフルエンザとも呼ばれます)の症状は頭痛から始まったケースもあったという報告もあります。

信じられない話ですが、それは2009年7月に沖縄県で実際に起こった話です。

7歳の男児が頭痛を訴えたために熱を測ってみたところ平熱で、始めは頭痛以外に症状がない状態だったのです。

その次の日に咳が出始めたので診療所へ行って風邪薬を処方してもらっても症状は改善するどころ男児が頭痛を訴えた日から数えて3日目には熱は38℃まで上がり、胸の痛みまで訴える状態で、総合病院へ行ってレントゲンによる検査をしたところ、「大葉性肺炎」だった事が判明し、さらに簡易のインフルエンザ検査でA型インフルエンザである事も判明したため、抗インフルエンザ薬による治療を開始しました。

その後詳しい検査をした結果、この男児は新型インフルエンザを発症した事が判明したのです。

このようなケースもありますので、「たかが頭痛」とあなどるのは禁物です。

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