インフルエンザ 幼児

新生児も幼児もおとなもインフルエンザ対策は大切

胎児期にお母さんの胎盤を通じてもらった抗体やお母さんからの初乳に含まれる抗体は生後数カ月で消滅します。

そして、幼児の体内で自分自身の免疫機能が完成されてゆくのです。

しかし、幼児期、具体的には満1歳から6歳未満までの年齢の子どもにとっては初めて感染するウイルスや細菌が多いため、様々な病原体に対する免疫がないのです。

逆に言えば幼児期は様々なウイルスや細菌に対する免疫をつける時期でもあるという事になるでしょう。

たとえば、毒性の弱いC型インフルエンザも、私たちはいつ感染したのかと頭をひねりたくなるような感染症ですが、5歳くらいまでにほとんどの人が感染していると言います。

しかし、いくら幼児期が様々な免疫をつける時期だと言っても、免疫のない幼児にいきなり毒性の強いインフルエンザウイルスに感染させたりするのは危険です。合併症などを起こして死亡する事もあり得ます。

特にA型インフルエンザはインフルエンザ脳炎や脳症になりやすいとされていますので恐ろしいです。

インフルエンザ脳炎や脳症は5歳以下の幼児に特にかかりやすいとされていますが、成人になってもなる事はありますので、「自分はおとなだからインフルエンザ脳炎や脳症にはならない」と安心するのは禁物です。

つまりおとなも幼児も新生児も、インフルエンザ対策をしてインフルエンザ脳炎や脳症にならないようにしなければならないという事です。

インフルエンザの予防策として真っ先に頭をよぎるのはやはりワクチン接種です。

しかし1歳未満の乳児へのインフルエンザワクチン接種については、1歳未満では免疫機能が未完成だという事もあり、その効果は疑問視されています。実際、アメリカではインフルエンザのワクチン接種は健康な2歳以上の幼児に推奨されていると言われています。

しかし、1歳から6歳までの幼児と呼ばれる年齢の子どもへのインフルエンザワクチンの予防率はおよそ20~30%だったと言われ、成人(1回接種で64%、2回接種で94%)に比べれば低い数字ながら予防効果があった事に違いはありません。

それに、インフルエンザワクチンそのものがインフルエンザにかかるのを予防する事よりもインフルエンザにかかっても重症化しない事を重視している事をご存じでしょうか?

インフルエンザの恐ろしいところは肺炎などの合併症をおこしやすいところです。

インフルエンザにかかる事そのものよりもインフルエンザ脳炎や脳症、肺炎などの合併症を起こさせない事に重点が置かれている事を知って、インフルエンザの予防接種を受けたとしても、手洗いうがいなどのそれ以外のインフルエンザ対策も忘れずにやりましょう。

幼児は平熱が高いです。普段から同じ時間に熱をはかるなどしてお父さん、お母さんが自分の子どもの平熱を知っておきましょう。

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