インフルエンザ1歳予防接種

1歳未満の乳幼児へのインフルエンザ予防接種は有効か

インフルエンザはハイリスクグループと呼ばれる65歳以上の高齢者や幼児、呼吸器、循環器に病気を持っている人、糖尿病の人や腎臓の機能に問題がある人、免疫機能が正常に働いていない人などにとっては合併症で生命を落とす可能性もある恐ろしい感染症です。

そのため、ハイリスクグループに入っている人はインフルエンザにかからないためにインフルエンザの予防接種を受ける事が推奨されているのですが、1歳未満の乳幼児に対するインフルエンザの予防接種について疑問視する声もあります。

それによると、1歳未満の乳幼児に対してはインフルエンザの予防接種の予防効果が懐疑的だというのです。

それについてはインフルエンザの予防接種の効果は予防接種を受けた人の免疫力によって違って来るものだという事と無関係ではないでしょう。

インフルエンザの予防接種は健康な成人の中でも青年層が最も効果が高いのです。それは、健康な青年層の人であれば全年齢を通して免疫力が最も高いためです。

それを逆に言えば免疫機能が未熟な1歳未満の乳幼児に対してはインフルエンザの予防接種の効果は期待出来ないと言う事になるのです。

しかし、1歳以上の小児に対するインフルエンザ予防接種については有効性が証明されています。

インフルエンザの予防率が20~64歳の成人が1回だけ接種しても64%、つまり半分以上予防出来るのに対して、1歳以上の小児への予防率は20~30%です。確かに成人に比べれば予防率は低いですが、1歳以上の小児に対してはインフルエンザの予防接種効果がある事は間違いありません。

1歳未満の乳幼児に対するインフルエンザの予防接種の予防率の低さも問題ですが、インフルエンザの予防接種でインフルエンザ脳炎、脳症を防ぐ事は出来ないという事にも問題があります。

ハイリスクグループの人が何故インフルエンザ予防接種を受ける意味があるのかと言えば、インフルエンザにかかって合併症で生命を落とすあるいは重症になる事を防ぐためです。

1歳未満の乳幼児にそれが期待出来ないとなると、何のために1歳未満の幼児にインフルエンザの予防接種をするのかという疑問が頭をよぎるのも当然と言えるでしょう。

それ以外にも、乳幼児へのインフルエンザワクチン接種量が少ない事を問題視する声もあります。日本では乳幼児への1回のインフルエンザワクチン接種量がWHOが推奨する接種量よりも少ないのです。

しかし、今シーズン(2011年度)からインフルエンザワクチンの接種量が変更される事になりました。前シーズン(2010年度)までは1歳未満の乳幼児に対してのインフルエンザワクチンは0.1mlを2回接種していましたが、今シーズンからは0.25mlを2回接種する事になりました。

これによって乳幼児へのインフルエンザの予防接種の効果が上がる事を期待したいものです。

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