インフルエンザワクチン

インフルエンザワクチンについて

インフルエンザが流行する前にインフルエンザワクチンを接種してインフルエンザの予防をしている人も多いのではないでしょうか。

日本で本格的にインフルエンザワクチンが導入されたのは1957年のアジアカゼ大流行の時です。

当時のインフルエンザワクチンはインフルエンザのウイルス粒子を不活化させた全粒子ワクチンを使用していましたが、現在では発育鶏卵にインフルエンザウイルスを接種して増殖させ、それを精製・濃縮し、部分分解したあとにホルマリンで不活化したものを使用しています。

インフルエンザワクチンは2回受ける事が推奨されています。それは、インフルエンザワクチンを1回接種するよりも2回接種した方がインフルエンザの予防効果が高いためです。

成人の場合にはインフルエンザワクチンを1回接種した人のインフルエンザの予防効果が64%だったのに対して、2回接種した人の予防効果は94%とされています。

成人の場合は以前にインフルエンザにかかった経験がありますので、インフルエンザウイルスに対して多少は免疫を持っています。

そのため、インフルエンザワクチンを1回接種しただけでも64%は予防が出来ますが、12歳以下の子どもはインフルエンザウイルスに対して免疫がない場合がほとんどですので、12歳以下の子どもの場合はインフルエンザワクチンを2回接種しましょう。

そうは言うものの、インフルエンザは毎年変化します。成人でも予防効果を高めるためにインフルエンザワクチンを2回接種する事をおすすめします。特にインフルエンザによる症状が重症化しやすい65歳以上の高齢者、呼吸器や循環器に病気を持っている人、慢性腎不全など腎臓の機能に問題がある人、糖尿病の人や免疫機能が低下している人は2回接種しましょう。

インフルエンザワクチンの問題点

インフルエンザワクチンの問題点は、インフルエンザワクチンを接種したからと言って絶対にインフルエンザにかからないというわけではないところです。

インフルエンザワクチンは100%感染を予防出来るわけでもありません。インフルエンザワクチンを2回接種した人の予防効果が94%だったという事を逆に言えば、インフルエンザワクチンを2回接種しても6%の人はインフルエンザにかかったという事になるのです。

それに加えて、インフルエンザワクチンは麻疹のワクチンとは違って長期間に渡って感染を予防出来るものではありません。

インフルエンザワクチンの効果は約5カ月とされています。

さらに問題なのは、インフルエンザと普通の風邪が混同されている事です。

風邪と呼ばれる症状を引き起こすウイルスは100種類以上あります。しかしインフルエンザワクチンはインフルエンザウイルスしか効果がなく、その風邪の原因ウイルスには効果がありません。

つまり、インフルエンザワクチンを接種しても普通の風邪はひくのです。

そのため、インフルエンザワクチンを接種した人が風邪にかかった時にインフルエンザと普通の風邪が混同され、「インフルエンザワクチンは効果がなかった」と誤解されてしまうのです。

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