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インフルエンザ 嘔吐
嘔吐・下痢・腎機能障害が意識障害とともに出た場合にはインフルエンザ脳症を疑え
インフルエンザの症状の一つに38℃以上の熱が急に出る事があげられますが、インフルエンザ以外の感染症でも高熱が出る事があります。そのうちの一つがRSウイルス感染症です。
今年(2011年)はRSウイルス感染症が大流行する兆候が見られると言います。
RSウイルス感染症は、気管支炎や肺炎の原因になるウイルスであるRSウイルスに感染する事によって発症します。
RSウイルスの感染力は強く、感染経路は飛沫感染あるいは接触感染です。成人がかかると軽症で済むのですが、乳幼児がかかると肺炎や脳症を起こして重症化しやすく、特に妊娠35週以前に誕生した早産児では突然死を招く恐れもある恐ろしい感染症です。
今年は1歳以下の乳幼児の感染者が多く、今年のRSウイルス感染症の患者の実に7割が1歳以下の乳児だと言われています。
ですから、乳幼児が高熱と咳の症状が見られる場合には、インフルエンザよりもまずはRSウイルス感染症を疑った方がよいとも言われます。
本来乳幼児にはお母さんからもらった免疫があるのですが、このRSウイルス感染症はお母さんからもらった免疫が機能しないのが恐ろしいところで、そのために症状が重症化しやすく、一説によるとその致死率はインフルエンザの2倍と言われています。
インフルエンザやRSウイルス感染症などの感染症から乳幼児を守るには、普段から子どもの様子を注視する事が大切です。
子どもが熱を出したら親はあわてず冷静に子どもの様子を見て下さい。子どもの熱が平熱よりも1℃高い程度で熱がある以外に普段との様子に違いがなく元気であればもう少し様子を見ましょう。
ただし、生後3ヵ月未満の乳児の場合は話は別です。
生後3ヵ月未満の乳児に関しては38℃以上の熱が出ていたり、嘔吐を繰り返したり下痢をしている場合には、すぐに医療機関へ行って下さい。病気が急に悪化する可能性があります。
間違っても親の勝手な判断でアスピリンなどの解熱剤などの薬を飲ませたりしないで下さい。それがインフルエンザによる高熱だった場合にはライ症候群と呼ばれる重篤な合併症を起こす可能性があります。
検査でインフルエンザにかかっていると診断された場合にはインフルエンザ脳症にも気を付けて下さい。
6歳以下、特に1~3歳の乳幼児の場合はインフルエンザによる熱を出してからおよそ1日までの間にインフルエンザ脳症を発症する事が多いとされている事から、インフルエンザによる熱が出てから1日経過するまでがインフルエンザ脳症を発症するか否かのボーダーラインだと言われています。
インフルエンザ脳症の症状と言えばけいれんや意識障害というイメージがありますが、意識障害とともに嘔吐、下痢、腎機能障害も出る事があります。
ですからインフルエンザにかかって嘔吐などの症状の他に話しかけても答えない、意味のわからない言動をとるなどの症状が現われた場合にはインフルエンザ脳症を疑った方がよろしいでしょう。
インフルエンザ脳症にならないためにはインフルエンザにかからない事が一番良い方法なので、手洗いうがい、部屋の湿度を適正に保つなどのインフルエンザの予防をしましょう。
また、混雑しているところへ子ども、特に乳幼児を連れて行かないもインフルエンザやRSウイルス感染症の予防になります。
2011年12月15日 コメントは受け付けていません。 | トラックバックURL |
カテゴリ: インフルエンザ
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