新型インフルエンザ H1N1

新型インフルエンザ(A型H1N1亜型インフルエンザ)について

2009年春から2010年3月に世界的な流行を引き起こした新型インフルエンザはA型インフルエンザの亜型の一つです。

現在では季節性のインフルエンザと同じ扱いになっていて「新型インフルエンザ」でなくなり、「A型H1N1亜型インフルエンザ」と呼ばれています。

また、2009年新型インフルエンザの原因ウイルスは豚の間で感染する豚インフルエンザの原因ウイルスであるH1N1から変異したウイルスであるために「豚インフルエンザ」とも呼ばれています。

A型インフルエンザウイルスは変異しやすい事で知られていますが、H1N1インフルエンザウイルスもその例外ではなく、変異株が多いのです。

鳥の間でも感染するものもありますし、1918~1919年に世界的に流行し多くの死者を出したスペイン風邪もこのH1N1の変異株によって引き起こされたものなのです。

豚インフルエンザの原因ウイルスであるH1N1が変異したウイルスに感染する事によって発症する、2009年当時新型インフルエンザと呼ばれたA型H1N1亜型インフルエンザは家畜として飼育されている豚からヒトに感染し、さらにヒトからヒトへと感染を広げて行ったものと考えられています。

「豚からヒトへインフルエンザウイルスが感染するのか?」と疑問に思われるかもしれませんが、実際にアメリカのニュージャージー州・フォートディクスのアメリカ陸軍訓練基地内で豚からヒトへ感染した例があります。

このA型H1N1亜型インフルエンザ(豚インフルエンザ)は現在では「新型」インフルエンザではなくなりましたが恐ろしい感染症である事に変わりはありません。

A型H1N1亜型インフルエンザの恐ろしいところは、普通の季節性のインフルエンザが38℃を超える熱が突発的に起こる事から始まるのに対して、A型H1N1亜型インフルエンザは必ずしも高熱から症状が始まるとは限らないところです。

37℃前後の熱から始まったケースもありますし、頭痛から始まったケースもあります。そして、症状が長引いて呼吸困難を起こすなど症状が重症化してから調べてみて初めてA型H1N1亜型インフルエンザにかかっている事が判明した例もあると言います。

そのように言われるとA型H1N1亜型インフルエンザにかかると必ず重症化するものと思ってしまいますが、A型H1N1亜型インフルエンザは体内に侵入した原因ウイルスの量や感染した本人の体力などによっては重症化せずに発熱、咳、鼻水、頭痛、のどや胸の痛みなど本当に普通の風邪と同じくらい軽症の場合があります。

そのため、かかった本人は自分がA型H1N1亜型インフルエンザにかかっているとは思わずに風邪をひいたものと軽く考えて、他の人にA型H1N1亜型インフルエンザを感染させてしまうケースが起こらないとは言い切れません。

このように、初期症状だけでは風邪なのかA型H1N1亜型インフルエンザなのか判別が出来ない場合もあるのがA型H1N1亜型インフルエンザの最も恐ろしいところだと言えるでしょう。

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