インフルエンザ治療法
インフルエンザにかかったら~インフルエンザの治療法と対処法~
インフルエンザの恐ろしいところは確実に感染しないための予防法がない事と天然痘のようにウイルスの根絶が出来ない事です。
インフルエンザの予防にインフルエンザのワクチンを接種しますが、インフルエンザワクチンはたとえ2回接種していたとしても、絶対にインフルエンザにかからないというわけではありません。
成人でインフルエンザのワクチンを2回接種した時の予防効果は94%とされます。
これを逆に言えばインフルエンザのワクチンを2回接種しても6%の人はインフルエンザにかかってしまうという事なのです。
インフルエンザワクチンも完ぺきではないのです。
インフルエンザの確実な予防法がないのであれば、インフルエンザにかかった時にどうすればいいのか対処法や治療法を知っておく必要があります。
インフルエンザの症状と言えば突然の発熱です。
38℃以上の熱が出て咳など風邪のような症状があるなど、インフルエンザに感染した疑いがある場合には48時間以内に病院に行って下さい。
インフルエンザには抗インフルエンザウイルス剤を使っての治療が可能ですが、抗インフルエンザウイルス剤はインフルエンザの症状が現われてから48時間以内に使用しなければ効果がないからです。
このようにインフルエンザには抗ウイルス剤を使用しての化学療法が可能ですが、インフルエンザウイルスには抗生物質は効きません。
インフルエンザにかかった時に抗生物質を使う事がありますが、それはインフルエンザウイルスに対してのものではなくて、その他の細菌に
感染する事を予防するために使用されるものなのです。
インフルエンザにかかったら、38℃以上の高熱が出ます。それから強い倦怠感、関節痛などの全身症状が現われます。
高熱が出て発汗量が増えると急激に体内から水分が失われますので、充分に水分を補給して下さい。栄養を充分とる事も大切ですが、食欲がない時にはゼリー飲料、豆腐、プリン、アイスクリーム、ヨーグルトなどののど越しの良いものを食べるといいでしょう。
おすすめは缶詰の果物です。
安静にして充分に睡眠をとる事と充分に水分と栄養をとる事。これがインフルエンザの一般治療と呼ばれるものです。
そうは言うものの、インフルエンザの高熱や関節痛などの症状はつらいものです。
そのような時には熱が高い時には解熱剤を使うなどの対処療法もやります。
いずれの場合もインフルエンザにかかったら、1週間は学校や会社を休んで下さい。
インフルエンザの病期が約1週間だからです。
学校や職場を休む事はインフルエンザにかかった人を休ませるという目的の他にインフルエンザにかかっていない人にインフルエンザ
をうつさないという目的もあります。
インフルエンザにかかってしまったあとの処置の中にはインフルエンザを他の人にうつさない事も含まれます。
インフルエンザに関してはワクチンを接種して予防する事もインフルエンザの治療法を知る事も大切ですが、いかにしてインフルエンザ
を他の人にうつさないようにするのかも知っておきましょう。