豚インフルエンザ

豚インフルエンザとは

インフルエンザウイルスにはヒトだけに感染するものもあれば、ヒトだけではなくて鳥や豚など種を超えて感染するものもあります。

その中でも鳥類に感染する鳥インフルエンザや豚に感染する豚インフルエンザなどがよく知られていて、どちらもA型インフルエンザの感染症です。

通常ではヒトが豚インフルエンザを発症する事はありません。

しかし、豚インフルエンザがヒトに感染し発症した例もあります。

それに、豚が違う亜型のインフルエンザウイルスに同時に感染する事によって細胞内で遺伝子再集合が起こり、新型のインフルエンザウイルスが現われる可能性は皆無とは言い切れません。

豚インフルエンザがヒトに感染した事例として知られているのが、1976年2月にアメリカのニュージャージー州・フォートディクスのアメリカ陸軍訓練基地内における集団感染です。

その時には500人以上の感染者と数人の患者が出て、19歳の兵士1人が死亡しました。

この事例からもわかるとおり、豚インフルエンザがヒトに感染した時の症状については軽度から重度までさまざまですがこの事例のように
死亡例もありますので、豚インフルエンザについては充分な注意が必要です。

現在日本にいる豚の間で発生している豚インフルエンザはH1N1とH3N2の2亜型が主流で、恐ろしいのはH1N1の亜型です。

H1N1とはA型インフルエンザの亜型の一つで、1918~1919年の間に5000万人から1億人の死者を出したスペイン風邪もこのH1N1の変異株です。
ソ連型と呼ばれる事もあります。

そして、2009年に問題になった新型インフルエンザもH1N1亜型によって引き起こされたものです。

この2009年に現われた新型インフルエンザは現在では新型インフルエンザと呼ばずに「A型H1N1亜型インフルエンザ」、「豚インフルエンザ」などと呼ばれます。

このA型H1N1亜型インフルエンザのワクチンは存在します。

現在では季節性のインフルエンザ2種類とこのA型H1N1亜科インフルエンザに効果のある3価ワクチンを接種するのが主流になっています。

しかし、この3価ワクチンを接種したからといって絶対にA型H1N1亜型インフルエンザにかからないという保証はありません。

自分でも予防する事が大切です。

豚インフルエンザにかからないようにするには、手を洗う事です。

そして、人ごみの中に行く時にはマスクを着用する、豚インフルエンザ患者の接触を避け、ストレスをためない、食生活に気を付けるなど、健全な身体を維持するようにしましょう。

しかし、豚インフルエンザが発症している地域にいて発熱などのインフルエンザのような症状が現われた場合にはすぐに病院へ行って医師の診断を受けて下さい。

そして、他の人への感染を防ぐために外出を避け出来るだけ他の人に会わないようにしましょう。

しかし、呼吸困難が起こる、息切れがするなどの危険な症状が現われた場合には速やかに救急医療機関を受診して下さい。

最後に、豚インフルエンザは豚肉あるいはその加工品を食べる事では感染しません。豚インフルエンザは恐ろしいですが、誤った情報に惑わされないようにしましょう。

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