胃 ヘルニア

胃のヘルニアとは?

胃のヘルニアという言葉を聞いた事がありますか?

腰などの骨が起こる椎間板ヘルニアはよく見聞きしますが、胃のヘルニアというのは、あまり聞いた事がないのではないでしょうか。

そこで、胃のヘルニアについて、原因や症状についてお話したいと思います。

胃のヘルニアとは病名にあらず

私は先刻から「胃のヘルニア」という言葉を使っていますが、胃のヘルニアというのは病名ではありません。厳密には、「胃がヘルニアを起こした状態」と言う方がより正しい表現になります。

そもそも「ヘルニア」とはどういう状態なのでしょうか?

ヘルニアとは、臓器などの身体の中にあるものが、本来ならばそこになければならないところから出てしまう事を言い、前述のとおり椎間板のヘルニアが有名ですが、椎間板だけではなく、胃や脳など人間の身体全身で起こる事なのです。

そして、ここからが本題。「胃のヘルニアとはどういう状態なのか?」というお話をしたいと思います。

胃のヘルニアで一番多い症状は、食道裂孔ヘルニアと呼ばれるものです。

食道裂孔ヘルニアとは、食道裂孔と呼ばれる横隔膜の穴に胃が出てしまった状態を言います。

そして、食道裂孔ヘルニアを起こす事によって、逆流性食道炎の原因となる場合があるのです。

では、逆流性食道炎になると、どういう症状が出てくるのでしょうか?  

本来ならば胃の中にあるはずの胃液が、食道まで逆流する事によって食道の粘膜を刺激し、胸やけ・のどの違和感などの症状が出ます。これが逆流性食道炎と呼ばれる症状です。

胃のヘルニアの治療法とは?

それでは、胃のヘルニアの治療法とは、具体的にどのようにしてゆくのでしょうか?

胃のヘルニアの初期症状では、主に投薬による治療になります。そして、投薬と同時に、消化の良いものを摂取し、暴飲暴食をしない事も大切です。

それでも症状が改善しない場合は手術になります。

具体的には、投薬療法に効果がなく、むしろそれによってかえって症状が悪化する場合や、出血や潰瘍が出来た、などの場合に手術が必要になります。