ざくろジュース 前立腺がん

ざくろジュースの前立腺がんのがん細胞を死滅させる効果と骨転移を抑制する効果、そして副作用について

最近ではターメリックや青汁などの「健康や美容のために良い」とされる食品や飲み物、サプリメントなどがブームに乗って現われて来ています。

中でもざくろジュースは、ざくろの種子に「ヒトエストロゲン」という人体の中で合成されるホルモンと同じ分子構造である「エストロゲン」という物質が含まれているため、バストアップや美肌、抗酸化の効果があるとされていますので、美容目的で愛飲する女性がいるだけではなく、不妊に悩む女性や更年期障害の女性にも愛飲する女性がいるとの事です。

ここまで聞くとざくろジュースは女性にしか効果がないように思われそうですが、男性にも朗報があります。それは前立腺がんを抑制する効果があるというのです。それだけではなく、前立腺がんの骨への転移を抑制する効果も認められたと言うのです。

前立腺がんは前立腺という、男性にしかない臓器に出来るがんの事です。前立腺が男性にしかないわけですから、前立腺がんも男性しかかかる事はありません。

がんの恐ろしさとは一カ所にとどまっているのではなく、転移してさらにそこでも増殖を開始する事にあると筆者個人は思っているのですが、前立腺がんもその例外にもれず転移する事もあります。

その、前立腺がんが転移しやすいところが骨です。

ですから、腰痛のために整形外科を受診したところ前立腺がんが見つかったというケースもよくあるという話も耳にします。

そのお話をもう少し詳しくお話しましょう。

2006年に名古屋市立大学の朝元教授の研究でざくろに前立腺がんのがん細胞を死滅させる効果がある事がわかりました。

しかし、残念ながらその時にはざくろに含まれるどの成分に前立腺がんのがん細胞を死滅させる効果があるのかまでは解明されなかったのです。

ところが2010年に前立腺がんのがん細胞を死滅させる効果とともに前立腺がんの骨への転移を抑制する効果がざくろジュースにあるという事が、2010年のアメリカのマヌエラ・マーティンズグリーン博士の研究でわかったのです。

そしてその時に、ざくろジュースに含まれる「フェニルプロバノイド」・「ヒドロキシ安息香酸」・「フラボン」・「共役脂肪酸」という成分が転移性前立腺がんの細胞癒着や転移に分子的な影響を持っている事がわかったのです。

これらの有効成分が判明した事によって、前立腺がんの骨への転移を抑制する特効薬が出来る可能性が出て来たのです。

しかし、ざくろジュースは薬との飲み合わせによっては副作用が出る事もあるのです。

実際にあった副作用としては、家族性高コレステロール血症の治療薬(エゼチミブ・ロスバスタチン)を服用している患者さんがざくろジュース200mlを週2回飲んだところ、3週間後に横紋筋融解症という、横紋筋が融解する事によって筋細胞の中の成分が血液中に溶け出す病気を発症したという症例が報告されています。

このように、ざくろジュースにはバストアップなどの美容効果だけではなく、前立腺がんのがん細胞を死滅させる効果や前立腺がんの骨への転移を抑制する効果も認められましたが、副作用も報告されています。ざくろジュースを飲む時には服用している薬との飲み合わせについて担当医に相談の上でお飲み下さい。

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