膵臓がん 症状

膵臓がんの症状

膵臓がんは胃がん・肝臓がんなど他の消化器系のがんに比べて一般的にはあまり知られていないがんです。しかし、あまり知られていない病気(がん)だからと言って、決して侮る事の出来ないがんでもあります。

がんとは恐ろしい病気です。その中でも膵臓がんは恐ろしいです。

その理由は、膵臓がんの治療成績があまり良くない事です。

治療成績があまり良くない事を言いかえれば、患者さんの生存率が高くないという事でもあるのです。

膵臓がんの治療成績があまり良くない、つまり膵臓がんの生存率が低い理由として、膵臓がんの初期の段階で自覚症状が出ない事と膵臓の場所的に検査が困難だという事があげられます。

膵臓がんは初期の段階では「膵臓がんの症状」と言える症状が出ません。それが余計に早期発見を遅らせ、さらには生存率を下げる遠因になっています。

膵臓がんの症状についてはがんの発生した場所によって違って来ます。

膵臓の中でも膵頭部と呼ばれる十二指腸に近い部分にがんが出来た場合には、黄疸が出る事があります。これは腫瘍が大きくなる事によって胆汁を流すための管・総胆管の流れに支障をきたすためです。

また、膵頭部の腫瘍が大きくなる事によって、胃の中のものが小腸へ運ばれるのを阻害する事により、あるいは腫瘍によって小腸が閉塞を起こす事によって、嘔吐という症状が現われます。

膵体部や膵尾部と呼ばれる膵臓の中央部と十二指腸から遠い部分にがんが出来た場合には腫瘍が大きくなるまで症状が出ません。そして腫瘍が大きくなると、痛み(特に背中の痛み)と体重の減少という膵臓がんの特徴的な症状が現われると言います。

また、脾臓への静脈が狭くなるために脾臓が肥大してゆくといった症状が現われる事もあります。

それ以外にも、膵体部や膵尾部の腫瘍があると、食道静脈瘤が出来る事があります。そしてその食道静脈瘤が何らかの要因によって破裂すると、食道に大出血を起こすと言います。

また、膵臓はインスリンという血糖値を下げる役目をするホルモンを分泌する臓器でもあるために、膵臓がんになると血糖値が上がる事があります。そして、糖尿病の患者さんが膵臓がんになると糖尿病が悪化する事もあるとの事です。

膵臓がんの初期症状が出にくいために医療機関への受診が遅れる事も膵臓がんの発見が遅れる要因になりますが、それ以外にも膵臓がんの発見が遅れる理由があります。それは検査で膵臓がんを発見しにくいという事です。

膵臓がヒトの身体の中でも中心部分に位置し、胃や腸、そして肝臓などの臓器に囲まれているために、健康診断などの検査で膵臓がんを発見しにくいのです。

さらにやっかいな事に、膵臓がんは転移しやすいという特徴を持っています。

それらの理由により、膵臓にがんが見つかった時にはすでにがんが進行していて、他の臓器にがんが転移していたという事が多いのです。

特に膵体部や膵尾部に腫瘍が出来た場合には、膵臓がんと診断された時にすでに他の臓器にがんが転移していた患者さんの割合は実に90%になると言います。

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