食道がん 食事

「食道がんにならないための食事と生活習慣

食道がんとはのどから胃へと食物を送る管の役目を果たしている食道に出来るがんの事で、昔は予後不良のがんの一つに数えられていたのですが、最近では検査技術が向上して来た事もあって早期に発見して早期に治療を開始する事が出来るようになり、「がんがリンパ節へ転移しなければおよそ80%以上は治る」とさえ言われるようになって来ました。

そうは言うものの、一番良いのは「食道がんにならないように普段から努力する事」であるのは言うまでもありません。

食道がんの発性リスクは年齢(高齢者に多い)と性別(女性よりも男性の方がリスクが高い)、そして喫煙歴です。

その中でも特に食道がんの発生リスクが高いのは、喫煙の習慣とともに飲酒の習慣もある高齢の男性との事ですので、禁煙と禁酒は(特に男性は)大切かと思われます。

そして、熱いものを飲んだり食べたりする事や刺激物を良く食べる事も食道がんの発生リスクを高くしますので、食道がんの予防にはたばこをやめる事とともにお酒を控える事や熱い食べ物や飲み物、そして刺激物の摂取を控える事以外にも果物や野菜を摂取するのも良いのではないかと言われています。

食道はその字が示す通り「食べ物の道」ですので、毎日食道を通って胃に贈られる食事に気を付けるだけでも食道がんの発生リスクを低くする事が出来る可能性はあると筆者は考えます。

食道がんの手術のあとの食事と生活習慣

どれだけ食事や生活習慣に気を付けていても、食道がんになってしまう事はないとは言い切れません。そして、食道がんになると、食道を手術する事もあります。

食道がんの手術とは、食道に出来たがんを取り除き、食道を可能な限り広い範囲で切除したあとに食道の付近にあるリンパ節を取り除くのが一般的です。食道がなければ困りますので、胃を引き上げて食道の再建臓器にするのです。つまり、胃を切除した食道の代わりにするわけです。

そこまで聞くと、「胃を食道の再建臓器にした後も食道がんの手術を受ける前と同じ食事でいいのか?」という疑問が頭をよぎります。

それについて結論から先に言わせていただくと、「食事の内容は食道がんの手術前と同じで結構ですが、一度に食べる量を減らして食事の回数を増やした方がよろしいかと思われます」という事になります。

その理由として、胃を食道の再建臓器に使う事によって胃が手術前よりも小さくなり、一度に摂取出来る食物の量が減る事にあります。

それ以外にも食道を切除した事によって、胃の中にある内容物が食道への逆流を防ぐための弁をも失われたため、たくさん食べる事によって胃の内容物が逆流するのを防ぐという目的もあります。

胃の内容物の逆流を防ぐためにもう一つ気を付けたいのが食事のあとすぐに横にならない事です。食事のあとにすぐ横になると、どうしても胃の内容物が逆流しやすくなりますので、それを防ぐために習慣にしたい事です。

このように、食道がんの手術のあとには食道を失う事によって特に食事の面で不都合が出て来ますが、ちょっとした工夫でそれを乗り越えてゆく事が出来るのです。

スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサーリンク