食道がん 抗がん剤

食道がんの化学療法(抗がん剤による治療)

検査の結果、「食道がん」と診断された場合には、今度どのような方法で食道がんの治療してゆくのか、その治療方針を決める事になります。

食道がんの治療方針は食道がんのステージ(病期)だけで決めるのではなく、患者さんの体力その他も考慮に入れて決めます。

がんが食道の粘膜の下層にとどまっている早期の食道がんの場合には、内視鏡で食道の内部を見ながらがんを切除する「内視鏡的粘膜切除術」という方法でがんを切除する事になります。

しかし、時として切除した組織を検査してみると、手術前の検査よりもがんが深く進行している場合があります。そういう時には内視鏡粘膜切除術ではなく、一般的な手術(外科療法)や放射線療法、化学療法などの治療法によって食道がんを治療してゆく事になります。

放射線療法とはX線などのエネルギー量の高い放射線をがんに照射する事によってがんを治療してゆく治療法で、化学療法とは抗がん剤を使って治療をするという治療法です。

抗がん剤とは端的に言えばがん細胞を死滅させる薬です。ですから、普通の薬と同様に副作用が出る事があります。それは食道がんを治療するための抗がん剤も例外ではありません。

抗がん剤の副作用としてよく知られている症状としては嘔吐や嘔気、食欲不振などですが、それ以外の副作用もあります。

それならば何故抗がん剤によるがん治療がなくならないのかと言えば、外科療法も放射線療法も治療出来る範囲が限られるいわゆる「局所療法」で、転移しやすいがんにはあまり有効とは言い難い一面があるのに対して、抗がん剤は患者さんの身体全体に行きわたりますので、転移したがんにも有効だというメリットがあるためです。

抗がん剤は1種類だけを使用するのではなくて、複数の抗がん剤を併用する方ががん治療の効果がアップすると言われています。

現在食道がんの治療として最も有効だと言われているのが、フルオロウラシルという消化器系のがんによく使用される抗がん剤と、現在の日本において最も使用されている抗がん剤の一つであるシスプラチンという二つの抗がん剤を併用する方法です。そのため、日本の医療機関では食道がんを化学療法で治療してゆく時にはこの2種類の抗がん剤を併用して治療する医療機関が多いと言います。

また、最近では様々な抗がん剤が開発されています。中には大量に点滴をする事によって抗がん剤を体内に入れる必要がないものもあります。それによって抗がん剤による治療を入院して受けるのではなくて通院しながら治療を受ける事が可能になって来ましたので、それに切り替えるところも多いとの事です。

しかし、抗がん剤が効かなければ食道がんの治療をしている意味がありませんので、抗がん剤の効き目がないと判断されれば抗がん剤の種類を変えたりもします。これはどの種類の抗がん剤にも言える事です。

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