食道がん 原因

食道がんの原因になるものとは

食道がんの罹患者の男女比は6~7対1です。この数字から食道がんは女性よりも圧倒的に男性に罹患者が多い事がわかります。

そして、食道がんを発病する年齢層は50代から70代、特に60代になって発病する事が多く、食道がんの罹患者の平均年齢は64歳です。

つまり食道がんは高齢の男性に発生する事の多い病気なのです。

現在食道がんで死亡する人は年間でおよそ1万人ですが、高齢者の増加とともに食道がんで亡くなる人は増えて行く傾向があると言いますから、これから高齢化社会を迎えるにあたって、食道がんの罹患者および食道がんによる死亡者は増えるのではないかというのが筆者の予測です。

しかし、それはあくまでも「このままの状態で行けばそうなるのではないか」という予測に過ぎません。現実にはこれから食道がんの予防をする事によって食道がんを減らすという事も出来るはずです。

食道がんを予防するためには、何故食道がんになるのか、その原因を知る必要があります。

食道がんの原因については、喫煙と飲酒が関わっている事がわかって来ました。

その中でも喫煙と飲酒の両方を好む人の食道がんの発病率は喫煙も飲酒もしない人のおよそ30倍と言われています。

ちなみに喫煙と飲酒は、食道がんだけではなくて咽頭がんや喉頭がん、そして舌がんの危険因子でもあります。つまり、食道がんになりやすい人はこれらのがんもなりやすいという事になりますので注意が必要です。

それ以外の要因として、逆流性食道炎も食道がんの原因になると言われています。

逆流性食道炎とは食道に胃酸が逆流する事によって食道の粘膜に炎症やびらんと呼ばれるただれを起こす病気です。

そして、胃酸が逆流する事によって起こる病気として、逆流性食道炎の他にバレット食道がありますが、これも食道がんの原因になります。

バレット食道とは、長期間胃酸が逆流する事によって食道の下部の粘膜が損傷と回復を繰り返した結果、食道の下部の細胞が食道の粘膜の細胞ではなく胃と同じ円柱上皮(えんちゅうじょうひ)という細胞に変性する病気です。

「食道の細胞が胃の細胞に変性するのが何処が悪いのか」と思われそうですが、問題はその変性した食道の粘膜の細胞のおよそ80%に腸上皮化生(ちょうじょうひかせい)という食道がんの原因になる細胞組織が含まれている事です。つまり、バレット食道になると食道がんの発生率が高くなるというわけです。

また、食道がんの原因になり得る意外な要因として、熱いものをよく食べたり、刺激物を多量に摂取するといった食生活も食道がんの原因になると言われています。これらの食生活によって食道に刺激が与えられるために食道がんの発生率を高めるのだと考えられています。

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