食道がん ガイドライン

食道がんのガイドラインについて

食道がんについてはリンパ節転移さえ確認されなければ80%以上完治すると言われ、早期食道がんの5年生存率は70%を超えています。

しかし、食道がんとは悪性度の高いがんであり、食道は筋層を覆うしょう膜と呼ばれる丈夫な膜を持っていない事もあり、がんが食道の粘膜の下層にまで浸潤しやすく、その結果、食道の周囲の血管やリンパ管にがんが入り込んで転移しやすいため、進行した食道がんはやっかいです。

実際、がんの治療技術の発達した現在でも、早期と呼ばれる時期を過ぎた食道がんの予後は極めて不良です。

そのため、筆者の手元にある食道がんの治療ガイドラインを参考に作成された(ただし、2007年版の食道がんのガイドラインを参考に書かれたものですが)消化器疾患のガイドラインには、食道がんの患者さんを専門医や専門施設に『速やかに』紹介する必然性について書かれています。

その食道がんのガイドラインの作成元は日本食道癌疾患研究所(現在の日本食道学会)で、その目的は食道がんの診察に役立てる事です。

日本食道癌疾患研究所は医療機関などの施設の多くに共通して使える食道がんの標準的な治療のガイドラインを作成しました。それが2002年の12月版の食道がんガイドラインです。

(この2002年版の食道がんガイドラインは現在Web上でも読む事が出来ますが、食道がんの治療の際には最新版のガイドラインを参考にして欲しいとの事です)

その後、食道がんのガイドラインは2007年4月にも改訂されました。

前述のとおり、筆者の手元にあるのはそれを参考にして作成された、食道がん含む消化器疾患全般のガイドラインで、そのガイドラインの食道がんの項目には、食道がんとはどのような病気でその診断をするに当たってどのような検査が必要か、そして現在(と言っても2007年の話ですが)どのような治療法があるのかだけではなく、前に少し触れたとおり、専門医に紹介するタイミングまで書かれています。

専門医に紹介するタイミングまで書かれているのは、前述のとおり、この食道がんのガイドラインが多くの医療機関や施設で使用される事を目的として作成されているものなので、医療機器のそろった比較的規模の大きい病院だけではなく、町の小さな診療所で使われる事も配慮されてそこまで記載したものと考えられます。

最新の食道がんガイドラインは2012年4月に改訂されたものです。

2012年4月に改訂された最新版食道がんガイドラインは現在Web上では読む事が出来ませんので、金原書房から発売されているものを読むしかありません。

(それが手元になくて申し訳ありません)

スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサーリンク