食道がんの症状

食道がんの症状

食道がんは日本では10番目に多いがんです。性別で言えば女性よりも男性の方が罹患者の数が多く、「男性は女性の5倍罹患者がいる」と言われているのが現状です。

食道がんは若年層よりも高齢者に罹患者が多い事もあり、食道がんは男性の高齢者がかかりやすい病気と言えるでしょう。

その、食道がんの症状についてですが、初期の段階では症状と言えるものが出ません。

聞くところによると、人間ドックや健康診断などで初期の食道がんが見つかった方の中で、まったく食道がんの自覚症状がなかった方がおよそ20%いらっしゃったと言います。

しかしがんが食道の粘膜の中で大きくなって来ると、自覚症状が現われるようになります。

食道がんの自覚症状として最初に現われるのは、のどの違和感です。

熱いものを飲みこんだ時にのどがしみるような感じがしたり、食べたものを飲みこんだ時にのどがチクチクするような感じがするようになって来ます。

しかし、これらの症状は食道がんではない、正常な人でも時折感じる事なので、「気のせいだ」と思われてしまう事も多いのです。

そして、食道の粘膜の中でさらにがんが大きくなって食道が狭くなって来ると、食べたものを飲みこんだ時にそれがのどにつかえる感じがするようになって来ます。特に食べ物をよく噛まずに飲みこんだ時や硬いものを食べた時にそれがつかえる感じがするようになります。

その段階ではまだおかゆなどの柔らかいものは食べる事が出来ますが、その状態よりもさらにがんが進行して大きくなると、よく噛んで小さくした食べ物でさえ飲みこんだ時にのどに違和感を覚えるようになります。

さらにがんが大きくなると、がんが食道を塞いでしまうようになり、水も飲めなくなってしまいます。

そのようにがんが大きくなると、食欲がなくなり、食べる量が減ります。そのため、体重が激減します。

そして、さらにがんが進行してがんが食道の壁を破って外に出るようになると、食道の周囲にある肺や大動脈を圧迫するようになります。

食道がんの症状として「背中の痛み」を上げる事がありますが、それはこのようにして起こる症状なのです。

また、食道のすぐそばには声を調節している神経が通っていますが、それががんによって破壊されると、声がかすれるようになります。

(声に違和感がある時には耳鼻咽喉科を受診される人がいらっしゃいますが、そこで「のどに異常がない」と診断されてがんを見過ごしてしまうケースがあると言います。もし、のど自体に異常がなく、声帯の動きだけが悪い場合には食道の検査を受ける事をおすすめします)

さらには、食道やその壁にはたくさんの血管やリンパ管があり、がんがそれに乗って転移を起こし、肺や気管支などまでがんがおよぶようになると、咳(特に何か飲んだり食べたりした時に出ます)や血痰が出る事があります。

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