甲状腺がん 初期症状

甲状腺とはのど元にある臓器です。ですから自分自身よりも他の人からの方が見えやすい位置にあります。

そのため、自分では甲状腺の異常に気付かず、のど元に出来たしこりやふくらみを家族や友人などに指摘されて初めて甲状腺の異変に気がついたという事も少なくありません。

この例のように、甲状腺がんになっても初期症状と言える典型的な症状とはのど元のしこり以外に見られないのが普通です。特に甲状腺がんの中でも悪性度の低いがんにその傾向が見られると言います。

実際、甲状腺がんになっても甲状腺ホルモンの数値に異常が見られないケースもあると言います。

つまり甲状腺がんを早期に発見するには、冒頭でお話したようにのど元のふくらみやしこりに気付くのが一番だという事になります。

その具体的な方法とは、鏡で甲状腺のあるのど元の部分にふくらみはないかを見る、そして、のど元に触ってみた時にしこりを感じる事はないか確かめる事でしょう。

また、のど元のしこり以外にも甲状腺がんが声帯を動かす神経を圧迫する事によって起こる声のかすれなどにも要注意です。

普通は声のかすれが出た時には風邪だと思ってしまうもので、中には内科に行ったら甲状腺の異常ではなく「風邪」と誤って診断されたケースもあったと言いますが、あまりにも長い間声のかすれが治らない場合には甲状腺がんなどの甲状腺の異常を疑った方が良いでしょう。

(実際には風邪だと思って内科を受診したところ、甲状腺がんが見つかったというケースが多いとの事ですので、「風邪」と診断されてもなかなか声のかすれが治らないケースの場合はセカンドオピニオンの診断を仰ぐという方法も視野に入れる事をおすすめします)

甲状腺がんに限らず、がんとは大きくなってゆくものです。

甲状腺がんも、初期症状はのど元のしこり以外に自覚症状としては出て来ませんが、がんが大きくなるに連れて、様々な自覚症状が出て来るようになります。

先ほど取り上げた声のかすれもそうですが、それ以外にも甲状腺がんが出来る事によって食道が圧迫されて嚥下困難(えんげこんなん。食べ物が飲みこみにくくなる事)という症状が現れる事があります。

そして、甲状腺の近くの気道が圧迫されると、ごく稀に咳が続く・血痰が現われるという症状が出たり気道が狭くなる事によって呼吸困難になる事もあります。

また、中には甲状腺にがんが出来る事によってホルモンが分泌されにくくなる事によって新陳代謝が滞り、倦怠感や冷え症、無気力感といったうつ病のような症状が出るケースもあると言います。

このように、甲状腺がんの初期症状とは甲状腺にがんが出来ているとはわかりにくいものが多く、ちょっとした行き違いで甲状腺がんを見落とす事があるのです。

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