甲状腺 がん 症状

甲状腺がんの症状その1・甲状腺がん

「甲状腺に腫瘍が出来た」と言うと「甲状腺にがんが出来た」と思われがちですが、甲状腺に限らず人体に出来る腫瘍には良性のものと悪性のものがあります。

そして、甲状腺に出来る悪性腫瘍を大きく分けると、甲状腺がんと悪性リンパ腫の2種類に分けられます。

サイトなどによっては甲状腺がんの中に悪性リンパ腫を含めて紹介しているところもありますので、こちらでも甲状腺に出来る悪性腫瘍である甲状腺がんと悪性リンパ腫の症状などについてお話したいと思います。

甲状腺がんの初期にはその症状としてわかりやすいのが、のどのしこり(ふくらみ)です。

甲状腺がのど元に位置するために、そのしこりやふくらみは甲状腺がんになった本人よりも他人の方が気付きやすいものです。そのため、「のどのしこり(ふくらみ)を家族や友人などに指摘されて初めて異変に気付く」という事も多いのです。

また、のどのしこり以外に声のかすれるという症状が現われます。

「風邪だと思って内科を受診したら甲状腺にがんが見つかった」というケースが見られるのもそのためで、逆にその声のかすれを「風邪だ」と思い込んでしまって甲状腺がんを見逃してしまうケースも多いのが現状です。

そして、そのまま放置していると、がんが原発巣である甲状腺から周囲の臓器へと浸潤してゆきます。

がんの進行状態によっては、甲状腺のすぐ近くにある食道を圧迫する事もあります。その結果、嚥下困難と言って、食べ物が飲みこみにくくなるという症状が現われる事があります。甲状腺がんの症状としては少ないのですが、気管にまでがんの影響が及ぶと、咳が続いたり血痰が出る事もあると言います。

そして、これは甲状腺がんの症状としては稀ですが、甲状腺に出来たがんによって気道が圧迫される事によって、呼吸が困難になるという症状が現われる事もあります。

また、甲状腺にがんが出来る事によって、甲状腺からホルモンが分泌されにくくなる事もあります。そのために倦怠感や無気力感という、まるでうつ病のような症状が現われる事もあります。

甲状腺がんの症状その2・甲状腺悪性リンパ腫

そして、もう一つの甲状腺の悪性腫瘍である悪性リンパ腫とは、リンパ球ががん化する事によって起こる病気です。

リンパ節やリンパ組織は甲状腺だけにあるものではなくて人体の広い範囲に存在する事もあって、悪性リンパ腫は甲状腺だけではなくて人体の様々なところから発生しますが、ここでは主に甲状腺を原発とする悪性リンパ腫のお話をさせていただきます。

甲状腺に出来る悪性の腫瘍のおよそ2~5%に甲状腺を原発とする悪性リンパ腫が見られるとの事で、そのほとんどが橋本病を合併している事でも知られています。

(…と言うよりも、むしろ「橋本病が元で悪性リンパ腫を発症した」と見られています)

先ほど「悪性リンパ腫とはリンパ球ががん化したもの」とお話しましたが、甲状腺を原発とする悪性リンパ腫ではリンパ球の中でもB細胞と呼ばれる、免疫に関与し、抗体を作り出す細胞に由来する事が多いと言われています。

悪性リンパ腫の症状として、リンパ節が腫れる・熱が出る・全身倦怠感・寝汗をかく・体重が減少するなどが上げられますが、甲状腺を原発とする悪性リンパ腫の場合は、急に甲状腺が肥大する・頸部のリンパ節が腫大するなどの症状が現われると言います。

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