甲状腺がんの症状

甲状腺がんの症状とは

甲状腺がんは男性よりも女性に罹患率が高い傾向があります。

よって、「女性が気を付けなければならないがん」と言えば「乳がんや子宮頸がん」などの女性特有のがんを差す場合が多いのですが、筆者の個人的意見としては、女性が気をつけなければならないがんとして、それらのがんに「甲状腺がん」を加えた方がいいのではないかと考えています。

「甲状腺がんに気を付ける」と言葉にすれば簡単ですが、それにはまず、甲状腺がんの症状とは何か? という事を知る必要があります。

ほとんどのがんがそうであるように、甲状腺がんの初期の症状とは、特に症状らしい症状は出ません。

甲状腺自体が体表に近いところに位置するという事もあって、自分では気づかず、他人に首のしこりが出来ているのを指摘されて初めて気付くという事もあるとの事です。

そして、甲状腺がんが進行してゆくと、明らかに首自身が太くなるので異常に気付くという事もあると言われます。

それ以外の甲状腺がんの症状として、声のかすれが現われる事があります。

甲状腺の近くには反回神経と呼ばれる、声帯を動かす神経が通っているため、甲状腺のしこりが大きくなるとこの反回神経を圧迫するために声帯を正常に動かす事が難しくなるために現われる症状なのです。

さらに甲状腺がんが進行すると、がんが原発巣である甲状腺からその周囲の臓器にまで浸潤してゆきます。

甲状腺の付近にある気管までがんが浸潤してゆくと、咳が出る・血痰が出るなどの症状が現われる事があります。

また、気管の付近には食道が通っているため、食べ物を飲み込みにくくなる(嚥下困難)という症状も現われる事があります。それ以外には呼吸困難になる事もまれにあるとの事です。

甲状腺がんが出来る事によって現われる全身症状とは

今まで取り上げた「のどのしこり・声のかすれ・首が太くなる・ものが飲みこみづらくなる」などの症状が現われると、「のどに異常が現われた」と考えるのではないでしょうか。つまり、甲状腺がんの症状としては比較的気付きやすい症状だと言えるでしょう。

しかし、甲状腺とはホルモンの分泌に関わっている臓器である事から、甲状腺にがんが出来る事によってホルモンの分泌に異常をきたし、その結果現われる症状もあります。

具体的には、動悸・倦怠感・脱力感・手足の震え・筋力や体重の減少・便通異常・月経異常・体毛異常・疲れやすい・足のむくみなどです。

これらの症状を見て、「甲状腺がんの症状だ」とわかる人は少ないのではないでしょうか?

もし、これらのホルモンの分泌に異常をきたしているために現われると見られる症状が出ているのであれば、内分泌科を受診される事をおすすめします。

甲状腺がんも他のがんや病気と同じく、早期に発見して早期に治療を開始する事が大切な事です。

ですから、定期検査や健康診断を受ける事が大切です。また、自分自身でも首元のしこりなどがないか、触って調べてみるというのもいいでしょう。

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