甲状腺がん 名医

甲状腺がんの名医1・甲状腺内視鏡手術の名医について

甲状腺がんは受診科がわかりにくいのが問題だと筆者は個人的に考えています。

医療機関によって内分泌科になったり頭顎部になったり耳鼻咽喉科になったりしますので、のどにしこりが出来るなど「甲状腺がんかな?」と思われた時には病院のホームページなどで甲状腺がんを診てくれる医療機関を調べた上で医療機関を受診される事をおすすめします。

その中でも「甲状腺がんの治療成績の良い病院ってどこなの?」と聞かれると、癌研有明病院などの病院名が出て来るかと思われます。

甲状腺がんの名医と言われるとなかなか難しいのですが、ここでは東京医科大学付属病院の内分泌外科部長でいらっしゃる清水一雄氏をご紹介しましょう。

甲状腺がんの多くは手術で完治する事が出来ますが、のどに傷が残ってしまうなどの問題が生じます。

甲状腺がんの患者さんの多くが女性である事もあり、人目につくのどに傷が残るのは苦痛です。

その問題を解決したのが甲状腺内視鏡手術です。

内視鏡を入れるための小さな傷だけで済みますので、従来の手術に比べると傷は目立たなくなります。

(医療機関によっては鎖骨の下を切って内視鏡を入れるなど、傷を目立たなくする努力は続けられています)

しかし、甲状腺内視鏡手術にも問題点はあります。それは経験が必要だというところです。

甲状腺の周囲には声を出すのに必要な反回神経など、ヒトが生きて行く上で必要な器官が集中しています。それらを傷つけずに内視鏡を体内に入れて手術をするには経験が必要です。

その点、清水氏は甲状腺内視鏡手術において評価の高い医師で、2007年5月時点(データが古くて大変恐縮ですが)甲状腺内視鏡手術の件数が360例を超えます。これは当時の国内外でも最も多い症例数との事です。

これは甲状腺がんの手術に限らず外科医全般に言える事ですが、手術とは経験によって磨かれるところがあります。甲状腺がんの内視鏡手術を希望するのであれば、経験の多い医師に手術を担当してもらう方がよろしいかと思われます。

甲状腺がんの名医2・首都圏以外にも名医はいる

甲状腺がんに限らず名医のいる医療機関の多くが東京などの首都圏にあるイメージがあります。しかし、実際には必ずしもそうとは言い切れません。

その例として、関西で初めて頭頸部外科センターを開設した永原國彦氏をご紹介しましょう。

甲状腺がんに限らず頭顎部のがんの治療の上での問題点は、頭顎部には五感をつかさどる器官や食べ物を咀嚼して飲みこむ器官、そして声を出す器官など、ヒトが生きて行く上で大切な器官が集中しているので、その器官を傷つけてしまうと生きてゆく上でかなりの問題が残ってしまうところです。

甲状腺がんに限って言えば、甲状腺の周囲には食べ物の通り道である食道や空気の通り道である気管、そして、声を出すのに必要な反回神経などがあり、甲状腺がんの手術の際にそれらを傷つけてしまう事があります。

(甲状腺内視鏡手術の説明で少し触れましたが、詳しく説明するとこういう事です)

特に反回神経を傷つけて声が出せなくなると言った問題が残るケースが多いのです。

そこで草津総合病院では、それまで耳鼻咽喉科・歯科・形成外科などの枠を取り払い、総合的にそれらを診る機関として関西で初めて頭顎部外科センターを立ち上げました。

その草津総合病院の頭顎部外科センター長でいらっしゃるのが、先にご紹介した永原國彦氏です。

永原氏は単に頭顎部の専門家というだけにとどまらず、甲状腺についても勉強していて、単に甲状腺がんを治すだけにとどまらず、反回神経を切断しなければならない場合には、残された反回神経にそれと似た働きをする神経をつなぐ事によって声が出なくなると言った問題点を解消しようとするなどの患者さんの手術後の生活の向上にも目を向けていらっしゃいます。

もちろん、必ずしも「甲状腺の名医=自分にとって良い医師」というわけではありませんが、参考になれば幸いです。

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