肝臓がん 生存率

肝臓がんの生存率とは

肝臓がんは日本において胃がん、肺がんに次いで3番目に罹患者が多いがんで、女性よりも男性に罹患率・死亡率ともに高い傾向があります。

肝臓がんは大きく分けて肝臓からがん細胞が発生する「原発性肝臓がん」と他の臓器から転移して来たがんが肝臓に腫瘍を作った「転移性肝臓がん」の2種類に分ける事が出来ます。

(転移性肝臓がんについては、厳密に言えば「○○(=原発巣の名前)の肝転移」と呼ぶべきなのですが、あまりにも肝臓に転移するがんが多い事と原発巣は違っても肝臓にがんが転移して来る経緯は同じなために「転移性肝臓がん」という一つの病気として扱われます)

肝臓がんの生存率は他の臓器のがんに比べて低いと言われています。

具体的な数字で見てみると、原発性肝臓がんの5年生存率はおよそ50%と言われています。

もっとも、肝臓がんの生存率はステージ(病期)だけで判断出来るものではなくて、治療法にもよると言われており、先にあげた「5年生存率およそ50%」というのは肝臓がんの切除手術を受けた場合の生存率であり、病巣に直接エタノールを注射してがんを死滅させるエタノール注入療法と呼ばれる治療法で肝臓がんの治療を受けた場合の5年生存率はおよそ30%とも40%とも言われています。

そして、転移性肝臓がんの予後はあまり良くないのですが、例外的に大腸がんから転移して来た転移性肝臓がんについては積極的に外科療法(手術)を行う事によって治療成績がアップして来ていて、大腸がんからの転移性肝臓がんの5年生存率はおよそ20~50%と言われています。

また、がんの転移がなく肝臓だけにがんが出来ていて、腫瘍の大きさが2cm以下の初期のがんについての生存率はもっと高くなり、その5年生存率は70%を超えるとさえ言われています。

逆に再発した肝臓がんの5年生存率はおよそ40%、進行している肝臓がんの5年生存率はおよそ30%と言われていますので、肝臓がんに限らずがんとは早期に発見して早期に治療を開始する事が大切なのです。

しかし、一つ注意点があります。ここで取り上げた肝臓がんの5年生存率はあくまでも目安だという事です。

病院によっても肝臓がんの生存率は違って来ます。

そして、この生存率にもトリックがあり、病院が末期の肝臓がんの患者さんでも積極的に受け入れていると、その病院の肝臓がんの生存率は下がります。

また、この「5年生存率」とはあくまでも肝臓がんを発症して5年間生きている人の割合ですので、5年間再発もなく元気で暮らしている人の割合ではないという事も忘れてはいけません。言い方は悪いですが、生死をさまよっている状態の人であっても、5年生きていれば生存者にカウントされるのです。

ちなみに肝臓がんのステージや治療法を考慮に入れずにあくまでも平均的な5年生存率を割り出せば、その数字はおよそ30~40%と言われています。

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