肝臓がん ステージ4

肝臓がんのステージ4

肝臓がんの治療にあたって、現在発生している肝臓がんの状態を正確に把握する必要があります。

具体的にはいくつのがん細胞が肝臓のどこに発生し、どこまでがんが大きく深くなっているのか、また、他の臓器にがんが転移しているのか否かを知る必要があります。

肝臓がんのステージ(病期あるいは進行度とも呼ばれます)は1から4に分類されますが、その中でもステージ4だけはAあるいはBとさらに二つに分けられます。

肝臓がんのステージ4Aと4Bの違いとは、簡単に言えば肝臓以外の臓器にがんが遠隔転移しているか否かという点が違います。

肝臓がんのステージ4Aとは、がんの原発巣である肝臓からリンパ節への転移は見られるが遠隔転移はない状態を差します。

そして、遠隔転移が見られる状態を差すのが肝臓がんのステージ4Bの状態です。

(つまり、リンパ節転移や遠隔転移が見られる場合、肝臓がんのステージ4と分類されるというわけです)

そして、気になるのが肝臓がんのステージ4と診断された場合の生存率ですが、ステージの数字が上がるほど肝臓がんが進行している事を示していますので、残念ながらステージの数字が大きくなればなるほど5年生存率は低くなります。

具体的にその数字をお話すると、ステージ1(早期の肝臓がん)の5年生存率がおよそ55%と半数以上の患者さんが生存しているのに対して、ステージ4(末期の肝臓がん)の5年生存率はおよそ9,4%です。つまり、ステージ4まで肝臓がんが進行してしまうと、5年生存率は10%もないという事になります。

ちなみに、ここで言う「5年生存率」とは肝臓がんの患者さんが肝臓がんの治療を始めてから5年間生存している割合を差します。

「そんな事、いちいち言われなくてもわかっている」と憤慨された方もいらっしゃるかと思われますが、「5年生存率」と言うと、「肝臓がんの治療を受けてから5年間がんの再発もなく元気で生活している人の割合」だと誤解される場合があるのです。

この「5年生存率」とはあくまでも「肝臓がんの治療を始めてから5年間『生きている人』の割合」であって「『肝臓がんの治療を受けて肝臓がんを克服して元気で』5年間生きている人の割合」ではないのです。肝臓がんの患者さんの状態がどうであれ(たとえが非常に悪くて申し訳ありませんががんが再発して生死の間をさまよっている状態にあったとしても)、5年間生存していれば「生存者」にカウントされるのです。

嫌な事を繰り返すようで申し訳ありませんが、この「生存率」とは肝臓がんにかかった患者さんが生きている割合を差すのであって、肝臓がんを克服して元気になった人の割合ではありません。

そこから推察すると、前に「ステージ4の肝臓がんと診断された場合の生存率は10%にもならない」と言いましたが、ステージ4の肝臓がんを克服した人の割合はもっと低いと見ていいでしょう。

しかし、免疫力をつける事によって末期の肝臓がんの患者さんでも何年間もがんとともに生きる事も可能だという話も耳にします。

つまり、「ステージ4(末期)の肝臓がんだと診断が下されても、あきらめたり絶望してやけになったりしてはいけない」という事になりましょう。

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