肝臓がん 症状 末期

肝臓がんの末期の症状とは肝臓の機能が低下する事によって現われる症状

「肝臓がん」と一言で言っても、肝細胞ががん化する肝細胞がんや胆管の組織ががん化する胆管細胞がん(肝内胆管がん)などの種類があります。しかし通常は肝細胞がんの事を肝臓がんと呼びますので、「肝臓がん=肝細胞がん」と考えて下さって差し支えありません。

そして、その肝臓がんにも肝臓を原発巣とする「原発性肝臓がん」と他の臓器から肝臓へがんが転移して来て細胞にがんを発生させる「転移性肝臓がん」(厳密に言えば「○○がんの肝臓転移」と呼ぶべきなのでしょうが、どこの臓器から肝臓へ転移して来たがんであっても、肝臓へ転移して来た経緯がみな同じなので「転移性肝臓がん」と、一つの疾患として扱われます)の2種類に分類する事が出来ます。

原発巣が肝臓である原発性肝臓がん(以下「肝臓がん」と表記します)の原因は肝炎ウイルスの感染によるものが多数を占めます。

これはあくまでも日本の話になりますが、C型肝炎ウイルスの抗体陽性者の割合の多い1935年前後に生まれた人で肝臓がんにかかる人が多いのはそのためだと言われています。また、男女比で言えば男性の方が女性の3倍肝臓がんになりやすいとされています。

肝臓がんになっても、初期に肝臓がんの症状は現われません。肝臓とは予備力の高い臓器であるため、肝臓に小さながんが出来たり、肝臓に繰り返し炎症が起こる事によって肝細胞の繊維化が少しくらい起こったとしても、他の正常な肝細胞ががん化あるいは繊維化した肝細胞の分までその役目を果たす事が出来るからです。

しかし肝臓がんが進行したり肝細胞の繊維化が進んで行くと、正常な肝細胞が少なくなり、肝臓の機能を維持出来なくなります。

その結果、「お腹が張る・痛む・圧迫感がある」などの症状が現われるようになります。逆に言えばそれらの症状が現われた時には肝臓がんがかなり進行していると言えるでしょう。

さらに肝臓がんが進行すると、肝臓はもはや解毒などの本来の肝臓の役目を果たす事が出来なくなります。

その結果、食欲がない・吐き気がする・黄疸が出る・腹水がたまる・腹部膨満感・全身倦怠感・むくみ・微熱・肝性脳炎・皮膚に色素が沈着して皮膚がどす黒くなる・貧血・皮下出血・消化器出血などの症状が現われるようになります。ここまで来ると肝臓がんは末期状態だと言えるでしょう。

そして、これらの症状は肺がんや食道がん、大腸がんや胃がん、膵臓がんなどの消化器のがん、乳がんや前立腺がんなどの他の臓器のがんが肝臓に転移した転移性肝臓がんにも見られる症状だと言います。

(ちなみに肝臓がんが末期になった時の症状とは、上記にあげた症状のすべてが誰にでも現われるとは限らないという話もあります。ようは「肝臓がんが末期に入った時に現われる症状とは肝臓の機能が低下する事によって起こる症状だ」という認識でよろしいかと思われます)

それ以外には、これは肝臓がんの末期症状に限らず全てのがんの末期症状に言える事ですが、かなりの痛みをがんが出来ているところに感じると言います。ですから、肝臓がんが末期になると、症状をやわらげるための緩和治療をする事になります。

スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサーリンク