肝臓がん 再発

肝臓がんは再発しやすい

肝臓がんに限らずがんは一度治療を受けて治ったように見えても、何年かするとがんが再発する事もあります。また、これも肝臓がんに限りませんが、元の臓器のがんが他の臓器に転移という形での再発という事もあります。

残念ながら肝臓がんは再発率が高いと言われているがんです。

肝臓がんの摘出手術を受けてもその再発率は術後3年でおよそ65%、5年後になるとなんとおよそ75%にもなるのです。

それは肝臓がんの摘出手術を受けてから5年の間に4人のうち3人はがんを再発しているという事になるのですから恐ろしい話です。

それでは何故肝臓がんの再発率がこれほど高いのでしょうか?

その理由の一つとして、肝臓を出入りする血液が多いためであると考えられています。

肝臓は身体に有毒な物質の解毒とともにたんぱく質などを作ったり栄養分を貯蔵し、必要に応じて身体に栄養を放出する働きも請け負っています。

それらの物質の運搬をするのが血液です。

がん細胞がその血液に乗って肝臓の別の部分へ転移したり、あるいは肝臓から他の臓器へと転移しやすいと考えられているのです。

それ以外の理由として、肝臓がんになった人はB型あるいはC型肝炎ウイルスの感染によって慢性肝炎から肝硬変、そして肝臓がんへと病気が進行した人が多い事も考えられます。

そのため、がんを切除したところで肝炎ウイルスはまだ体内に残っているわけですからその状態のまま放っておけば新たに肝炎が発生し、ひいては新しいがん細胞が生まれてしまうのです。

肝臓がんの再発は防げるか?

それでは、肝臓がんの再発を防ぐ方法はないのでしょうか?

肝臓にいきなりがんが出来る事は稀です。つまり、慢性肝炎から肝硬変を経て肝臓がんになるかどこかの臓器からがんが転移して来るかのどちらかのパターンである事がほとんどなのです。

肝臓にがんが転移して来る事によって肝臓がんを発症する転移性肝臓がんについては少し横に置いて、ここでは肝臓からがんが発症したものの再発防止について考えてみましょう。

肝臓がんにならないようにという観点でものを言えば、まずは肝炎にならない事が重要です。

肝炎とは早い話が肝臓の中に出来た炎症の事ですから、抗炎作用のある物質を使うのです。

実際、グリチルリチンというリコリス(=漢方薬の甘草)に含まれる成分が慢性肝炎や肝硬変の肝機能を改善させる効果が認められたとの事です。

肝臓がんのほとんどが肝炎ウイルスの感染によるものです。

C型の慢性肝炎についてはインターフェロンの単独での使用あるいは抗ウイルス薬と併用する事によって肝臓がんを防ぎ肝臓がんの再発率を低下させる効果がある事がわかって来ました。

しかし、その治療法は良い事ばかりではありません。貧血などの副作用によって治療を断念しなければならない事もあります。そのため、肝炎ウイルスを完全に撲滅する事が出来ないケースが多いと言います。

肝炎ウイルスの感染によって肝臓がんになってしまった場合には、その原因である肝炎ウイルスを完全に撲滅する事が出来なければ、肝臓がんの再発防止の効果については残念ながら期待出来ません。

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