逆流性食道炎 食道がん

食道がんの原因にもなる逆流性食道炎とはどのような病気か?

最近「逆流性食道炎」という言葉を耳にするようになって来ました。

しかし、逆流性食道炎とはどのような病気なのかご存じでしょうか?

逆流性食道炎とは胃酸が食道に逆流する事によって食道の粘膜に炎症やびらんなどの症状を引き起こす病気です。

本来胃酸は逆流しないように墳門(ふんもん)という部分が閉じているのですが、何らかの原因によってその閉まっているはずの墳門が開いてしまったために胃酸が逆流してしまうのです。

その症状を具体的にお話すると、次のとおりになります。

・胸やけがする

(食べたものがしみる感じや硬い物を食べた時に食道上部にあたるのどの上の方がつかえるような感じがする事もあります。そして胃部不快感や激しい胸の痛みを訴える事もあると言います)

・食欲がなくなる

(それ以外にも甘いものが食べられなくなったという方もいらっしゃるとの事です)

・のどや口の中に胃液が上がって来るような感じがする

(口の中が酸っぱくなる・口の中が苦いなどもこの中に含まれます)

・のどに違和感を感じる

(ものを飲みこむ時にのどにつかえる感じがする他、咳やぜん息、咽頭圧迫感、喉頭異物感、声がれなどの症状が出る事もあります)

・食べ過ぎたあとやかがんだ時、そして就寝後や起床時に不快感を示す事が多い。

(その理由として、胃酸は直立姿勢よりも寝ている時の方が逆流しやすいためである事と胃酸は夜の2時くらいにその分泌量が増えるためだと考えられます)

それ以外にも吸気性喘鳴、呼吸困難等の喉頭痙攣の原因になる事もあると言いますし、意外なところでは逆流性食道炎の治療を受けたら難治性の中耳炎が治ったという報告もあると言います。

それは逆流性食道炎の治療を受けた事によって胃酸が中耳に逆流しなくなったためではないかと考えられています。

また、慢性的な逆流性食道炎は食道がんの原因にもなると言いますから、「たかが逆流性食道炎」と侮る事は出来ません。

それでは、何故逆流性食道炎になってしまうのでしょうか?

まず考えられるのが、胃酸が逆流しないように閉じているはずの墳門が閉まらない事です。

加齢などの要因によって、墳門の閉まりが悪くなるなど胃の中のものが逆流しないようにするために働く機能が低下している事や食道裂孔ヘルニアも逆流性食道炎の原因の一つです。

それ以外の要因として、過食や胃酸の分泌の過多の他、肥満・妊娠などによる腹圧の上昇などもあげられます。

また、胃の手術を受けたあとにも逆流性食道炎になる事もあります。

放置すると食道がんの原因にもなるという逆流性食道炎ですが、その治療法はあるのでしょうか?

結果から言わせていただくと、「逆流性食道炎は普段の生活習慣を改める事でその症状はかなり軽減する」という事になります。

具体的には胸やけを起こしやすい油っこい食事やオレンジなどのかんきつ類の摂取を控える、暴飲暴食はしない事、重い物を持つ・ベルトをきつく締めるなどの腹圧の上昇になる事をやめる事、肥満を解消する事、食事をする時にはゆっくり食べる事、食べたあとすぐに横になるのはやめるなどによって逆流性食道炎の治療になるというわけです。

また、就寝時には枕を少し(10~20cmくらい)高くしたり、横向きになる時には左側を下にして横になると良いとも言われています。

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