クリオグロブリン血症 C型肝炎
クリオグロブリン血症とC型肝炎
クリオグロブリン血症はC型肝炎に感染していることがひとつの原因となって発症してしまう可能性のある病気です。
クリオグロブリンというのは普段は血液中に溶けている異常な抗体で、体温よりも低い温度を感じることによって集まり、凝固して血液中に沈殿します。
その後、体温が正常に戻ることによって形が戻り、血液中に溶け出します。この病気が発症することによって血管に炎症が発生し、こしや関節の痛み、あざ、脱力感などの症状が現れます。
また、気温が下がり寒さを感じることで手足に強い痛みを感じ、白く変色してしまう現象を起こします。
この病気はマクログロブリン血症や白血病など、原因の病気を患っている場合に発症してしまう病気です。
そして、その原因の病気のひとつがC型肝炎なのです。放っておくことによって肝臓や腎臓に障害を与えることになってしまう病気ですので、早期に発見し、治療することが重要です。
C型肝炎によるクリオグロブリン血症の治療
クリオグロブリン血症はC型肝炎の感染が原因として発症する可能性のある病気です。この病気を放っておいてしまうと、肝臓障害、腎臓障害などを引き起こす可能性があり、危険な病気だと知られています。
この病気には一型、二型と三型、三つの種類があり、どのような病気が原因となって発症したかで判別されることが多いです。その中でも二型と分類されるものの原因となる病気に、C型肝炎ウイルスがあります。
一型、二型、三型とそれぞれ治療法が異なり、二型の場合はC型肝炎の治療と同じくインターフェロンの投与による治療が中心となっています。
クリオグロブリン血症を発症している場合には寒さによって手足に強い痛みが発生しますので、出来るだけ体温を低くしないことが痛みを抑制することになりますし、なによりクリオグロブリン血症の予防にも繋がります。
決して治療することが難しい病気ではありませんので、担当の医師と相談しあいながら、ゆっくりとあせらずに治療を続けることが重要だといえるでしょう。